便利なあまりの“パケ死”に注意〜韓国からグロパでEZweb(2/2 ページ)

» 2004年09月10日 17時13分 公開
[後藤祥子,ITmedia]
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帰国後に思い出した「EZ翻訳メール」の存在

 TELECOM ASIAのブースは韓国語と英語が乱れ飛ぶ世界。取材時はまさに修羅場だ。SamsungのHDD内蔵端末について、つたない英語で必死に質問を繰り出したら相手がSK Teletechのスタッフで、Samsungスタッフに全部聞き直し──なんてこともあった(これが縁で、韓国のモバイル放送「DMB」についてSK Telecomにいろいろ教えてもらえたのは災い転じて……というヤツだ)。

 より詳しい情報を知っているスタッフをつかまえるのも、一苦労。質問したいことはたくさんあるのに、それをうまく伝えられない。しかも韓国語オンリーのスタッフもいる……というのが、今回の取材で一番苦労した点だ。

 帰国後、記事を書くために簡易マニュアルを見ていると、「EZ翻訳メール(韓国語)」という文字が(2003年3月の記事)。任意の言葉を韓国語に翻訳してくれるサービスがあったことをすっかり忘れていたのだ。

 EZ翻訳メール(左)。日本語を入力して翻訳ボタンを押すと(中)、翻訳された文章と発音がディスプレイ上に表示される。文面をメールすることも可能だが、その場で相手に見せて意志を伝える──という使い方が便利だ。自信があれば読み通りに自分で話してみるのもいいだろう

 このサービスが便利なのは、自分が使いたい言葉を日本語で入力すると、韓国語に翻訳してくれる点。EZweb上に確認用の画面が出るので、それを相手に見せれば自分の意志を伝えられるのだ。A5505SAにも英語・中国語・韓国語の会話集が入っているが(5月7日の記事参照)、用意されているのは、ホテルやレストランで役立つ言葉など利用シーンが限られている。

 このサービスを思い出していれば、韓国美女たちの撮影(9月9日の記事参照)、もとい、端末取材の際にもっとラクができたのに……と、残念でならない。

今年の冬、海外が近くなる

 今のところ、“海外に持っていってそのまま使える端末とサービス”で、一番先行しているのは、ボーダフォン。対応端末は2モデルリリースされており、ボーダフォンライブ!を使える国も米国、欧州、アジア、オセアニアなど100カ国に迫る勢いだ。

 KDDIは、CDMA圏でのEZweb利用を拡大するとしており、サービス開始時期が待たれる。

 今年の冬にはドコモもW-CDMA/GSMのデュアル端末をリリースする計画がある。対応端末と見られる「N900iG」は、既にJATEを通過(9月1日の記事参照)しており、海外でのiモード利用も視野に入れたグローバルプランが進行中だ。

 今年の年末年始の旅行シーズンには、海外がぐっと近くなっているのかもしれない。

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