定額で「携帯アダルト動画」に射し込んだ光明(2/3 ページ)

» 2004年12月21日 01時08分 公開
[新崎幸夫,ITmedia]

 通常、アダルトビデオショップでセルビデオはビニールなどに包まれている。視聴コーナーなどを置いている店はまずない。たいていのユーザーは「ジャケ買い」している状況だが、中には“ハズレ”もあるだろう。

 だが、SODモバイルを使えばこの問題はある程度解決できる。SODモバイルで更新された「新作コーナー」を見ていけば、店頭にある“新作”に対応する動画はだいたい見つけられる。これを視聴して、買うか買わないか判断できるわけだ。

 西山氏は、この使い方に「携帯動画のメディアとしての可能性を感じた」と話す。

 「今後は、携帯サイトの女優検索やジャンル検索を充実させて、ユーザーがより容易に見たいタイトルの動画を視聴できるようにしたい」

 西山氏はまた、動画以外のコンテンツも拡充するつもりだと話す。具体的には、AV女優の着信ボイスや、女優の「24時間のぞきカメラ」といったコンテンツが考えられるという。

 「将来的には、携帯とPCのプラットフォームを統合したい。サイト内のポイントを共通化したり、同一パスワードでログインできるようにできれば」

最大の脅威は「悪質アダルトサイト」

 現状、携帯キャリアは公式コンテンツとしてアダルトを認めていない。各キャリアは独自の審査基準を設けており、厳密にいえば「胸を過度に強調した水着ショット」もアウトという状況だ。

 必然的に、アダルトサイトといえば一般サイトになる。だが、一般サイトは“玉石混交”の世界。違法なサイトや、架空請求を行う悪質なサイトも存在する。

 「携帯アダルトは、一般人が恐くて歩けない“スラム街”になりつつある。元に戻さなくては」

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