「W21CA」搭載のOperaを「AH-K3001V」と比較する(3/3 ページ)

» 2004年12月21日 21時24分 公開
[吉岡綾乃,ITmedia]
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最大の違いは速度と料金体系

 ITmediaモバイルのトップページ(12月20日分)とgoogleのトップページを、W21CAとAH-K3001Vのスモールスクリーンモードでそれぞれ表示してみた。かかった時間は以下の通りだ。

表示ページ W21CA AH-K3001V
ITmediaモバイル 31秒(292Kバイト) 2分1秒(219Kバイト)
googleトップページ 9秒(10Kバイト) 24秒(10Kバイト)

 理論値では、W21CAの下り最大速度は2.4Mbps、AH-K3001Vは32Kbps。約60倍の差があることになるが、実際にはそれほどの差は出ない。理論値通りの値にはもちろんならないこと、またスモールスクリーンモードでは画像やレイアウトを再描画することなどが理由と思われる。W21CAとAH-K3001Vの最大の違いは、この速度差にあるといえるだろう。W21CAの表示は高速で、しかも大画面で情報量も多いため、快適にWebが閲覧できる。

 最大の難点は、「ダブル定額」などの料金上限が適用されない点だ(10月6日の記事参照)。自分の通信量は確認できるが、Kバイトでしか表示されないので、パケット量は分からないし、ましてや料金は分からない。

W21CAのPCサイトビューアーを起動すると、パケット通信がEZwebの支払い上限額には含まれないことが表示される(左)、「PCサイトビューアー通信料目安」でこれまでに利用したデータ量が表示されるので、1パケット=128バイトで計算すると、自分が使った通信料が分かる。しかしこれは少々不親切だ(右)

 「いくら使ったかな」とドキドキしながらWebブラウズをするのはやはり心臓に悪い。EZwebで見られるサイトはEZwebで、見られないサイトだけをPCサイトビューアーで見るという使い方がお勧めだろう。

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