操作面に課題も残すが、さすがの画質〜「SH901iC」ケータイカメラ画質研究ラボ(3/4 ページ)

» 2004年12月24日 19時42分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

屋外編

 例によって黄色い象のすべり台である。比較対象機種は今回は諸般の事情で、オリンパスのi:robe(400万画素3倍ズーム機)の200万画素モードにさせてもらった。同日同時刻に撮影した「W21CA」のレビューに掲載されている画像も合わせて見てほしい。おそらくこの2機種が今の2メガカメラ付きケータイの中でトップクラスの画質だと思われるからだ。

左は「SH901iC」、右は「i:robeの200万画素モード」

 見てのとおりきれいである。ホワイトバランスもW21CAよりちょっといい感じで、さすがに色の乗せ方がうまい。太陽光が右の方から当たっている関係か、右端にその影響が見られるが、そのくらいはしょうがない。ディテールもそこそこ出ている。

 次はあずまや。

(ビューアポジションで横位置で撮影) (ケータイポジションで縦位置で撮影)
(i:robeの200万画素モード)

 きれい。露出も合っているし暗部はうまく黒くつぶしている。松の枝も青みが載ったきれいな緑だし、青空も青い。ディテールもあまり不自然じゃない。これはさすがといっていい。W21CAよりこちらのほうがちょっと上だ。

 ではその勢いで3枚連続でどうぞ。

 白鳥の写真は逆光気味で明暗差が大きいという難しい構図だが、暗いところは素直に暗くなってるし明るいところは素直に白飛びしていて非常にいい出来だ。青空も自然に出ている。カメラ付きケータイとしては最高峰といっていい。

 マクロもきれい。

 これだけ鮮やかに撮れれば文句もないだろう。

 なお、レンズはF2.8固定で、その分シャッタースピードを高速にして対応しているようだ。このマクロの写真は1/1495秒と記録されていた。

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2024年03月29日 更新
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