冬WINのスタンダード、「W21T」を試す(2/5 ページ)

» 2004年12月28日 05時00分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

オーディオプレイヤーとして便利に使うための機能

 着うたフルのオーディオプレイヤーとしての機能も充実している。着うたフルや着うた、PCでエンコードした音楽ファイルをメディアプレイヤーにプレイリストとして混在登録し、任意の曲順で再生可能だ(10月27日の記事参照)

 プレイリストは内蔵メモリ、miniSDカードに用にそれぞれ5つ、1つに20曲まで登録可能。内蔵メモリとminiSDカード上の楽曲は同じプレイリストに混在できないが、代わりにminiSDカードはカード単位で管理してくれるので(カード側にプレイリストが記録される)、複数のminiSDカードを使い分けることもできる。また着うたフルはminiSDカードに移動して再生できるから、楽曲はすべてminiSDカードに保存する手もある。

メディアプレイヤーで利用できるプレイリストには、分かりやすいタイトルを付けられる。miniSDメモリカード上で、着うたフルとほかの音楽ファイルを混在させられる

 音楽再生中はバックグランドでEメールを受信したり、Eメールメニューを呼び出してEメールの閲覧、送信したりできる。添付ファイル付きのEメールを作成できない制限はあるが、届いたメールにすぐ返信ができ、けっこう便利だ。また本来の使い方ではないが、Eメールに含まれたURLからEZwebにアクセスすることもできる。筆者は送信ボックスにURLを埋め込んだメールを保存しておいて、音楽再生しながらmixiにアクセスしたりしている。

メディアプレイヤーからEメールメニューを呼び出すと、データフォルダにアクセスできない(グレーアウトしている)、添付ファイル付のメールが作成できない点を除けばほぼすべてのEメール操作ができる。左の画像のようにEメールに埋め込まれたURLからならEZwebにアクセスすることも可能だ

 閉じたままの操作も便利だ。メディアプレイヤーの利用中は、側面のキーを短押しで音量調整、長押しで曲間移動もできる。背面のサブディスプレイには演奏中の曲名も表示される。

 ちょっと残念なのはメディアプレイヤー利用中の割り込み処理。音声着信があると音楽再生が停止して呼び出しに切り替わるが、音声通話終了後はプレイリストの一覧画面に戻ってしまう。停止位置から、または停止した曲の先頭からといった再開機能がほしいところだ。

Bluetoothの常時待ち受けにも配慮しているのだろうが、バッテリーは1000mAhと大容量。満充電からなら2時間程度音楽再生を行っても、バッテリーのゲージは3つのままだった

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