冬WINのハイエンド、「W21CA」を試す(2/4 ページ)

» 2004年12月29日 17時14分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

フルブラウザ利用時以外でも魅力のワイドディスプレイ

 W21CAのソフトウェアは基本的に「W22H」に準じている。このためハードウェアに依存しない操作性に関してはW22Hのレビューも参考にしてほしい。今回のレビューでは“W21CAならではの部分”にできるだけ触れていく。

 ディスプレイはカシオ製で、QVGAよりも縦に80ドット分長く、比率でいうと1.25倍となる。この情報量はフルブラウザ利用時以外にも有用だ。アドレス帳一覧の文字サイズは変更できないが、それでも1画面に10人ずつリスト表示ができるし、Eメールの一覧も1段表示で10件、3段表示で4件ずつの一覧ができる。

 待受画面でもワイドディスプレイであることははっきり分かる。さまざまな機能にショートカットできる待ち受けアイコン機能ももちろん健在だ。リスト形式の一覧では10段の表示が可能だ

 EメールやEZwebでもそのまま縦方向に情報が増える。最小文字サイズでは縦22行となり、最大396文字が表示可能だ。文字数だけでいえば「W21S」のように400文字表示可能な端末もあるが、W21CAのほうが文字間などに余裕を持っており視認性がいい。あえて詰め込まなかったという点は評価できる。

文字サイズは3段階。最小サイズの文字でも字間は十分確保されている。普通サイズでも11×15ピクセルで165文字が1画面で表示できる

 スケジュール表示でも、1カ月表示と同時に用件(スケジュールとタスク)7件、または撮影した写真6コマを同時に表示できる。2カ月表示でもレギュラーサイズの見やすいカレンダーと用件3件を同時表示できる。月末や月頭には2カ月表示で用件も同時に表示できるのはなかなか便利だ。

カレンダー表示と同時に、フォーカスした日の撮影画像を表示する機能では、同機能を持つW22Hの倍である6画像が表示できる。2カ月表示にしても3件の用件を同時にリスト表示できる

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