基本的な画像のテイストは似ているが、F900iTのほうがシャープでディテールがはっきりしており(その代わり青空のノイズもちょっと目立っている)、全体にメリハリがある。対するF700iは、ソフトフォーカスがかかったようにほわっとしていて、よくいえば柔らかい絵、悪くいえばメリハリがない。しかし色のバランスはどちらもしっかりしており、悪くない出来だ。
まずは黄色い象のすべり台を縦位置で。空の色がいまひとつ不自然ではあるが、色はしっかり出ていて悪くない写りだ。
次はあずま屋。こちらはカシオのEXILIM S20と並べて比べてみよう。どちらも縦位置で撮っている。
やはりディテールの鮮明さではEXILIM S20にかなわず、もやっとしたソフトフォーカスっぽい感じは残ってしまった。それ以外は悪くない写りだ。
青空にはやはり、カメラ付き携帯っぽさが出てしまった。
白さや青さ、コントラストでEXILIM S20のほうが上。F700iもCMOSセンサーのカメラ付き携帯としては悪くない、というかむしろいいほうだ。このくらい撮れるなら、あとは手動で明るさをちょっと調整したり逆光モードを使うなどでフォローできるだろう。
ほかの富士通端末同様、最高画像サイズ時でも2倍までのデジタルズームが使える。
さすがにディテールはもやっとするが、それなりに大きく撮れるのは面白い。
最後はマクロの作例だ。
マクロモードをオンにすると、けっこう近くまでピントが合う。
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