撮影機能は明るさのほか、色の濃さやホワイトバランスを変えることもできるし、さらに「撮影効果」機能でフルオートを含めて24種類もの効果を装備する。実はこの中にさまざまな機能が用意されている。撮影シーンで選ぶ風景やトワイライトやペットやグルメ。特殊エフェクトの絵画や版画、美白やモノクロのフィルタ、さらには超感度アップや逆光補正といった撮影機能まであるのだ。
開くと数字キーが出てくる。[#]キーがマクロモードのショートカットだが、閉じたままでも基本操作はすべて可能だ。画面は撮影時。一番上の情報表示行が機能アイコンになっている。そのほか撮影に関するガイドは下に集中していて見やすい |
各機能はメニューからたどることもできるが、撮影画面で左右キーを押すと情報表示行にあるアイコンを選ぶモードに入り、機能を選んだら上下キーで内容を変更できる。素早く豊富な機能にアクセスできるので便利だ。細かい設定をちょこちょこいじって遊びたい人には最高のユーザーインタフェースといえよう。
画像サイズもVGA以上に限っても、400万画素(1728×2304)の他、200万画素相当(1200×1600)、130万画素相当(960×1280)、VGAとあり、VGAには縦と横の2種類が用意されている。
なお、基本的にはどの画像サイズも「縦位置撮影」となる。端末を横にしてデジカメスタイルで撮っても縦位置だ。
気になる撮影時間は400万画素のFINEで約11秒、NORMALで約10秒。200万画素モードだとFINEで8秒。VGAにすると約5秒である。
では屋外での作例から。比較対象に400万画素のデジカメを用意しようと思ったが手頃なのがなかったため、キヤノンの「IXY DIGITAL L2」の300万画素モードを置いてみた。
D901iS | IXY DIGITAL L2 |
まずほぼ同じ位置から撮ったのに、写っている範囲が全然違う点に注目。D901iSがやや広角気味なのが分かるだろう。
D901iSはちょっと露出オーバー目に撮れてしまった関係もあってやや色が浅く、白トビ箇所が目立つ。だが悪い写りじゃない。
ディテールを拡大して400万画素機としてどこまで描写できているかをチェックすると、背景の葉っぱのディテールや滑り台の曲線部がやや怪しい。特に葉っぱが不自然。ただ、もともとスーパーCCDハニカムは構造上、200万画素を400万画素サイズに補完するとき斜め方向の解像度が弱くなる。これはCCDメーカー自ら認めるところ。ある程度はしょうがない。
次はあずまやだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.