こちらはもうちょっと暗い場所で、PC上で寝ている猫。ライトは点灯している。増感によるノイズがかなり出ているが、それ以外は暗いなりにちゃんと写っていてよい。
ではロウソクの灯りによるもっと暗い場所での撮影を。
オート | 夜景 |
オート+ライト |
ロウソクの灯りになると、オートホワイトバランスも追従しきれず赤くなるが、このほうが雰囲気があってよいので問題はない。シャッタースピードは1/4秒でさらに増感されざらついているが、無理に明るくしすぎず暗いところは黒くつぶしているので、結果として写りは悪くない。夜景モードにするとさらにシャッタースピードが落ちて1/2になる。ライトは最近の端末にしてはそれほど明るいタイプではなく、手前が少し照らされたにとどまっている。
カメラ機能だけ見れば、思った以上に使いやすい、いい端末だ。画質面では、もっとディテールがしっかりしている200万画素機や、室内でもっときれいに撮れる200万画素機はほかにあるけれども、1.3MモードやVGAモードで使うならN901iSでも十二分に高画質。色はいいので、ディテール(特に曲線部)やちょっとしたざらつきさえ気にならなければ何の問題もないのだ。
それ以上に使い勝手を推したい。前述のとおり、十字キーの上下をうまく使ったAFの使い分けはほかのどの端末よりいいし、AFの効き具合もなかなか安定している。
どの画像サイズでも同じスタイルで、持ち替えたり撮影画像の向き(縦か横か)を気にしないで撮れるシンプルさも気に入ったし、新しいユーザーインタフェースの操作性も上々。ボディも小ぶりで重くない。
個人的には、VGA以上だと端末を横位置で持たねばならなかったり、シャッターボタンが複数あったりするのはカメラぽくていいかもしれないが、わざわざカメラっぽくする必要もないと思う。通常の端末スタイルですべてさくっと撮れるのならそれが一番わずらわしくなくてよい。
あとはメニュー操作時の反応速度や画像の記録速度が速くなり、もうちょっと基本感度が上がって室内で撮りやすくなるとうれしい。
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