サクサク使えるがマクロに疑問――W31Tケータイカメラ画質研究ラボ(4/5 ページ)

» 2005年07月26日 15時35分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
通常 マクロ

 背景の写り具合は全く変わらないが、手前にあるおしろい花を見ると、マクロモードのほうが少しボケが弱くてくっきりしている。

 レンズ部を見ると、小さな絞りがカシャッとセットされるのが分かるので、絞り込むことで近距離にもピントを合わせているわけだが、さほど近くまでピントが合うわけではなく(20センチくらいか?)、「マクロっぽい背景がぼけた撮影」はできないのだ。もうひとつマクロ例を。

通常 マクロ

 こんな感じである。マクロと呼ぶにはかなり辛く、しかもシャッタースピードが極端に遅くなるので、晴天下でない限り手ぶれや被写体ぶれに悩まされるはずだ。実は花の作例をもっと撮ったのだが、風による被写体ぶれを起こしたものが非常に多かったのである。予想以上にシャッタースピードが落ちているのだ。

 なぜ普通のマクロ機能にしなかったのか。非常に気になるところである。

屋内編

 屋内編は蛍光灯の下から。

 蛍光灯の色かぶりがきれいに補正されていて、すごく「蛍光灯っぽいさらっとした」写り。全体に色が浅くて白っぽくなっているのでそう感じるのだが、明るい室内ではそれなりに楽しめそう。

 では白熱灯。

Photo

 白熱灯の赤みが出ないで、オートホワイトバランスがちゃんと合っているのに感心。色は浅くてちょっとざらついた乾いた感じの絵になっている。

 ではロウソクの灯りにしてナイトモードである。

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