“でかキー3兄弟”、末っ子の実力は──「A5516T」発売前にハヤダシ(2/2 ページ)

» 2005年09月13日 03時57分 公開
[坪山博貴,ITmedia]
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 ビジネス利用やジュニア層の利用を考慮した「制限モード」は、電話の発着信やメールの送受信を、アドレス帳に登録した相手や許可したメンバーのみに制限できるものだ。EZWebやアプリの利用も含め、時間帯や1カ月あたりの通話量、メール送信数、パケット通信量などと組み合わせた利用制限設定も行える。制限を超えた場合でも、指定した相手先のみ通話やメール送信を許可する設定も用意され、「使いすぎ」をコントロールしながらも、緊急時の連絡手段として問題なく使えるようになっている。

 許可メンバーはアドレス帳とは別途登録できる。先月の通話料金やパケット通信量なども確認できる(左)。制限モードでは複数の制限を設定し、組み合わせて利用を制限できる。単に時間帯で月間の通話分数、パケット通信量といったシンプルな制限も可能(中)。アクセス制限は細かく設定できる。通話は発信だけでなく着信も制限でき、深夜帯は許可メンバーとの緊急連絡以外には一切使えないようにするようにも設定できる(右)

 A5509Tから踏襲されたセキュリティモードは(2月14日の記事参照)、「特に機能の変更はない」(KDDI)という。通常のアドレス帳とは別にセキュリティメンバーを10件登録でき、セキュリティメンバーに登録した電話番号との発着信履歴や送受信メールは、セキュリティモードを有効にしないと全く確認できなくなる。またセキュリティモード時のみ日本語入力の学習機能を無効にでき、メニュー操作でのセキュリティモードへの移行すら無効に設定できる。徹底して特定の相手とやりとりした情報を秘密にできるわけだ。

 セキュリティモードでは端末を閉じると自動でセキュリティモードを解除したり、時計の色の微妙な変化でセキュリティーメンバーからの不在着信を把握するといったことも可能。セキュリティメンバーはアドレス帳とは別途登録するが、アドレス帳にも登録しておけば特別な操作なしに音声発信したり、メール送信できる

 シニア層やジュニア層の利用を意識した「スマートモード」(2月10日の記事参照)も備える。メニューは必要最低限の機能のみが表示され、長押し操作を排除したウィザード形式の操作体系で各種機能を利用できる。よく連絡をとる相手への通話やメール送信を簡単操作で行える「ペア機能」は、登録数がA5511Tと同じ5件となり、A5509Tの3件から増加している。

 ペア機能は5件まで登録可能。待受画面で発話キーを押すとこの画面が表示され、左右キーで登録相手を選び、上下キーで音声発信、Eメール新規作成、Cメール新規作成を選択できる(左)。スマートモードのメニューは大きめのアイコンと機能名が表示され、カーソルを当てた後に少し待つと選択中のアイコン、機能名、解説が見やすいように拡大表示される(中、右)


 スケーラブルフォントを採用。でか文字も見やすい

 家族の居場所などを簡単操作で確認できる「安心ナビ」(5月23日の記事参照)に加え、「聴かせて検索」「着Flash」「Flashメニュー」といった新機能に対応するなど、最新端末としての機能強化も図られている。

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