320万画素「903SH」と3G最軽量「703SH」同時レビュー荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/5 ページ)

» 2005年09月14日 17時05分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
703SH 903SH

 順光で光の当たり方が厳しくなく、背景にいろんな色が入っていてバランスを取りやすい構図では703SHもしっかり撮れるのだ。

 では個々の端末についてもうちょっと突っ込んでみていこう。

2倍ズームにAF付きと破格な性能の903SH

 903SHはボーダフォンのハイエンドモデルにして、カメラ付きケータイとしても最も高性能な部類。320万画素CCDに2倍の光学ズームレンズにAF付きだ。

 CCDは1/2.5型の320万画素といいものを搭載している。ちなみに現在、最も売れている500万画素デジタルカメラのCCDサイズが1/2.5型だ。

 ディスプレイモニタは902SHと同様、180度くるっと回転してひっくり返せる回転2軸式。こうすることで側面にあるシャッターボタンを使えるようになり、大画面デジカメとして使える。このスタイルにすると自動的にカメラモードに切り替わるので、撮影するときはデジカメ風に、という人はディスプレイをひっくり返すだけでOKというわけだ。側面のシャッターボタンは半押し対応の本格的なもので、ちょっと大きめで押しやすい。

デジカメスタイルで撮るときはサイドにある5つのボタンが役に立つ。ただマクロのオン/オフやライトのオン/オフまでメニューをたどらねばならないのは面倒か
撮影サイズは豊富。3M、2M、1.3M、XGA、VGAという具合でもっと減らしてもいいんじゃないかと思うくらい
miniSDカードはボディの左側面に

 縦位置で撮るときは、センターキーを押すと「AF+撮影」を連続して行う。AFだけを別に行ってフォーカスロックしたいなら、通話開始キーを押してからセンターキー。シャッターを押すタイミングを重視したいなら、まずフォーカスロックしたいところだ。

 光学ズームは2倍で2段階。上下のキーで望遠と広角が切り替わる。中間で止めることはできないが、実用面で困ることはあまりないのではないだろう。画像サイズが1200×1600ピクセル以下の場合、まず光学ズームが働いて、そのあとでデジタルズームという順番だ。

 撮影距離はワイド側で10センチから、テレ側では50センチからだが、マクロモードにするとレンズはワイド側に固定され、ズームが使えなくなる。ただマクロモードから通常モードに戻しても、光学ズームはオフのまま。これは勘弁してほしい。別途、メニューから光学ズームをオンに直さないといけないからだ。困った仕様だ。

Photo マクロモードにすると光学ズームが無効になるといわれる。マクロモードを解除しても光学ズームは無効のままなのだ

 でもよほど近づかない限り通常モードのままで撮れるので、支障はさほどないだろう。

 撮影機能は通常のオートとシーン撮影モード。シーンでは人物や逆光、ペット、夜景などが用意されている。

 2倍ズームはどのくらいでかくなるのか。先ほどの公園の作例で2倍ズームをかけるとこんな感じになる。

903SH+ズーム

 さらに人物を撮るとき、2倍ズームはけっこう有効だ。

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