premini同様、今回もジョグダイヤルの搭載はなし。ダイヤルボタンは波打った形状で、小さいながら押しやすい。preminiとは異なり十字キーの下にクリアボタンがくるなど、一般的なキー配置を崩していないのもありがたい。
このダイヤルキーには、明るい白色のLEDがキーライトとして使われている。暗い場所では文字盤が白くはっきりと浮かび上がる。
メインディスプレイは1.9インチだが、「preminiが200カンデラだったのに対し、400カンデラ」(説明員)という高輝度の全透過型液晶を使っている。消費電力も気になるが、待ち受け時間などのスペックは未定となっている。
面白いのは左側面に設けられたキーロックだ。「どこでもキーロック」と名付けられており、カメラ起動時やメール入力時でも、ロックスイッチをスライドさせるだけで入力を受け付けなくなり、ロックできる。ロックを解除すれば、操作を同じところから再開できる。
セキュリティ面では、[*]キーの長押しで、FeliCaチップをロックできる。
初FOMA、初Symbian、初の300万オーバーCMOSと、初尽くしのSO902iだが、現段階でも機能の充実度、使い勝手はかなり高く感じた。あとはレスポンス改善に代表されるチューニングをどこまで詰められるか。シリーズ6機種の中では、おそらく最後の登場となる見込みだが、作り込みに期待が高まる。
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