写真で解説する「W-ZERO3」 (2/2 ページ)

» 2005年10月21日 04時14分 公開
[吉岡綾乃,ITmedia]
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 アドレス帳、予定表、メールソフトは全てOutlookに統合されている。メールアカウントは、ウィルコム用メールアカウント1つ(pdx.ne.jp)の他、POP3/SMTPメールの送受信に対応しており、POP3/SMTPメール用アカウントの数には制限はない。ウィルコム用メールアカウントに届いたメールのみは、プッシュで受信ができる。ウィルコム用メールを含めた全アカウント宛のメールをOutlookで送受信するが、ライトメール(ウィルコムの電話番号宛に送る直送メール)の受信のみは、専用ソフトを用いる。

 「Windows Media Player 10 Mobile」を利用し、PCでリッピングした音楽(mp3、WMAなど)や動画(WMVなど)を楽しめる。mp3やWMAなどを着信音として設定することもできる。ヘッドフォン端子は、携帯電話で一般的な平型10ピンタイプ。リモコンは付属しない。

左上のスタートメニューを押すと、Windows CEでおなじみのメニューが現れる(左)。連絡先は数字/アルファベット/あいうえお順。アドレス帳と予定表、メールソフトはすべてOutlookに統合されている(中)。予定表は「日別表示」「週別表示」のほか、月別表示なども可能(右)
メールソフトはOutlookベースのもの(左)。ライトメールを送受信する専用ソフト(中)。標準的な待受け画面では、着信と未読メッセージ(メール)、未読ライトメールが表示される。上部には、電波状態や電池残量、無線LAN接続、音量、時間などを示すアイコンが表示されるほか、伝言メモ/マナーモード/安全運転モードなどもソフトキーで表示される(右)。「マナーモードや安全運転モードなどは、ハードキーの組み合わせで押せるように調整中」(説明員)

カメラは133万画素、Java対応で3Dゲームも楽しめる

 カメラモジュールは背面に付いている。有効画素数133万画素CMOSカメラで、AFなしのパンフォーカスタイプで、1280×1024、640×480、320×240ピクセルの画像を撮影できる。

写真を撮るところ。「画像とビデオ」というソフトを立ち上げ、右上に位置するシャッターボタンを押して撮影する
背面のカバーを開けると、カメラモジュール、W-SIMスロット、バッテリーが現れる。マクロ切り替えスイッチはなかった(左)。クレイドルではなく、丸ピンの一般的なACアダプタが付属する(右)

 アプリックスの組み込み向けJavaプラットフォーム「JBlend」を搭載(5月13日)、Java対応を果たしたこともトピックといえる。W-ZERO3のJBlendはWindows Mobile 5.0上で動作し、3Dグラフィックス機能にはエイチアイの携帯電話向けソフトウェア3Dエンジン「Mascot Capsule V3」を組み合わせている。

 ウィルコムでは、W-SIM向けポータルサイトを用意。Javaゲームや電子書籍など、各種コンテンツをポータルサイトから提供していくとした。

W-SIM向けポータルサイトで提供される見込みのコンテンツ。バンダイネットワークスの「SDガンダムバトル3D」やサイバード「R-TYPE完全版」などのJavaゲーム、電子書籍を揃えた電子書店、無線LANスポット検索ツールなどが例に挙がっていた
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