どこが違う? どちらを選ぶ?──auの「A5516T」と「A5517T」安心・安全ケータイを解剖する

» 2005年11月14日 00時00分 公開
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 この秋、auから登場した1X端末「A5516T」と「A5517T」は、“安心・安全・使いやすい”をキーワードに開発された東芝製端末。端末を開くと「どこかで見たことあるような」と思う人もいるだろう。

 そう、この2つの端末は、盛り上がったフレームレスの「でかキー」や2.4インチの大画面、最大44ドットの「でか文字」、機能があることすら隠せる強力なセキュリティ機能を搭載して話題になった「A5509T」をベースに機能を強化した端末なのだ。

 実はこの2つの端末の基本機能は、ほぼ同等。まずはどこが違うのかをご紹介しよう。

左がA5517T、右がA5516T


端末を開いたところ。左がA5517T、右がA5516T

買ったその日から使いやすい──「簡単ケータイ A5517T」

 A5517Tは、“簡単ケータイ”の名を冠することからも分かるとおり、“購入時の敷居の低さ”を考慮して設計された端末だ。

使いやすさ重視の「A5517T」

 大きな違いは、両方の端末を開くと分かる。A5517Tのダイヤルキーやソフトキーはコントラストを上げて視認性の向上を図っており、さらに発話キーや終話キーは日本語で表記され、発信、着信履歴を示すアイコン表記は省かれている。

 左がA5517T、右がA5516T。キーレイアウト、サイズもまったく同じだが、A5517Tには日本語表記を多用している

 メニュー画面を呼び出すと、必要最低限の機能だけを簡単操作で利用できる「スマートモード」が現れる。Flashメニューの採用により、使いたい機能にカーソルを当てると“何ができるのか”を具体的に説明する画面が表示されるのは親切な点。操作もウィザード形式になっており、例えばEメールの入力は、画面の指示に従って宛先、件名、本文の順で入力すればいい。宛先入力も、最初から「アドレス帳を見る」「送信履歴を見る」といった機能から選べるようになっていて分かりやすい。

 メニューは縦一列に並んでおり、上下キーだけで項目を選べる。項目を選択すると、機能の解説が表示される。メニューの下の階層も、分かりやすい言葉で機能が表示される


 メールボタンを押すと、まずEメールとCメールの選択画面が表示される。メールの作成はウイザード形式になっており、一般的な携帯電話に比べて操作は分りやすい

 画面に表示される文字の視認性にも配慮している。アドレス帳は44×58ドットの「でか文字」で表示され、メールやWebの表示も28×30ドットの大フォントで表示される。最初から大きな文字で表示されるので、設定を変更する必要がない。設定を変更したい場合は、「機能設定」から「文字サイズ」を呼び出せばいい。設定メニューも利用頻度の高いものに絞り込まれているので、迷うことなく設定を行える。

初めからフォントサイズは、アドレス帳が「でか文字」に、メールやEZWebが見やすさ重視の「大」に設定されている。フォントサイズの設定も「文字サイズ」選ぶだけと分かりやすい。待受画面では、時計のフォントサイズだけでなく、アンテナバーやバッテリー残量ゲージも通常モードより大きく表示される

 A5517Tでは、よく連絡する相手に簡単操作で通話やメールを行える「ペア機能」も独自仕様のものを採用している。ペア登録できる相手を3人に絞っており、それぞれ「1」「2」「3」のダイヤルキーを長押しすれば、登録した相手に電話をかけられるワンタッチ機能を備える。

発話ボタンを押すと利用できるペア機能では、あらかじめ登録した3人の相手に簡単操作で音声発信やEメール/Cメール送信を行える。数字キーの1〜3を長押しするとペア機能に登録された相手の名前と電話番号が表示され、2秒後に音声発信が開始される

 駅や繁華街などのうるさい場所でも相手の声が聞き取りやすい「でか受話音量」を装備するなど音声通話でも使いやすさを追求。携帯を使いこなせるようになったら「スマートモード」を卒業して、今どきの携帯電話として必要十分な「A5516T」と同等の機能を備えるノーマルモードに切り替えればいい。

 「携帯電話を使うのは初めてで、操作できるかが不安」「もう少し文字が見やすい携帯電話が欲しい」というニーズに応えるのがA5517Tなのだ。

セキュリティに敏感なビジネスパーソンに──「A5516T」

 「A5516T」は、携帯に慣れた世代をターゲットにした端末で、メニューも最初から12個のアイコンが並んだノーマルメニューが設定されている。大きなテンキーや2.4インチの大画面は、ベースとなる「A5509T」や兄弟モデルの「A5517T」と同じだが、閉じた状態のボディデザインはシックで上品なタッチに変更され、カラーも「シャイニングホワイト」と「ムーンレスブラック」という年齢やファッションを問わない色を採用した。

 なお、簡単ケータイ A5517Tも、ノーマルメニューにすればA5516Tと同じ機能を使えるのは前述の通り。これから解説するA5516Tの機能はA5517Tにも備わっていると考えていい。

スタンダードな折りたたみ型のA5516T。万人受けするデザインだが、その中身は決して侮れない

アドレス帳もメールも、発着信履歴も隠す──セキュリティモード

 ITmedia世代のビジネスパーソンの注目を集めそうなのが、強力なセキュリティ機能。最近では携帯電話をビジネス用途で使うことも多くなり、メールの中には取引先の情報や金銭に関わる情報などが含まれることもあるだろう。プライベートなメールにしても、第三者に知られたくない情報を含むことは多いはずだ。

 こうした情報をしっかりガードするのが、「セキュリティモード」。専用のアドレス帳ともいえる「セキュリティメンバー」が用意され、メンバーに登録した相手からのEメールはセキュリティメンバー専用のメールフォルダに自動的に保存される。

 通常のメールフォルダとセキュリティメンバー用のメールフォルダは完全に独立しており、保存件数や容量まで個別に管理される。保存するメモリも完全に独立しているからだ。これらの情報は、セキュリティモードをオンにしないと、メンバー用のメールフォルダが存在することすら分からない。

セキュリティメンバーは10件まで登録可能。通常のアドレス帳と同様、2つの電話番号、2つのEメールアドレスを登録できる。登録はアドレス帳からの引用も可能(左)。セキュリティモード「オン」でメールの受信フォルダ、送信フォルダを選択した場合のみ、この画面が表示され、セキュリティメンバーと送受信したメールを閲覧できる(右)

 通話履歴も重要な情報として保護される。セキュリティモードをオンにしないと、セキュリティメンバーに登録した相手との発着信履歴は表示されず、音声着信も時計の文字色を利用した通知が行われるのみ。auお留守番サービスをオンにしておけば、留守番電話センターに接続されるようになっている。着信を確認して自分から電話をする場合や、確実な電話待ちの状態であれば、セキュリティーモードをオンにしておけばいい。このように、セキュリティメンバーとの間のやりとりは徹底して保護されるのだ。

通常の時計色を黒、お知らせ時計色をグレーに設定した場合。セキュリティメンバーに登録した相手から通話やメールが着信すると、時計の色が変化して知らせる。時計の色は多数用意され、はっきりとした変化で分りやすくするもよし、微妙な変化で第三者に気付かれないようにするもよし

 さらに重要な情報を含んでいるのがアドレス帳。ここでもセキュリティモードにぬかりはない。セキュリティメンバーはセキュリティモードをオンにしないと参照できないのだ。ただ、頻繁に電話をかけたりメールを送信する相手の場合、いちいちセキュリティモードに切り替えるのが面倒で、“結局セキュリティモードを使わなくなる”ということにもなりかねない。こんな時には、通常のアドレス帳にも重複登録しておけば、手軽に電話やメールを行える上、発着信履歴ややりとりしたメールは、セキュリティメンバーへの登録が優先され、保護される。

セキュリティーモードの切り替えは、初期設定ではメニューから呼び出せる。ここでメニューカスタマイズ機能を使うと、メニュー操作では切り替え操作すらできなくなり、待受画面から“ある操作”をすることで切り替え可能になる


セキュリティモードをオンにするためのセキュリティナンバー(暗証番号)は、通常の暗証番号とは別に最大8桁の番号を設定できる

 セキュリティモードで積極活用したいのが「折りたたみ終了」機能。セキュリティモードをオンにしても、A5516Tを閉じればセキュリティモードがオフになり、情報保護モードに素早く移行可能だ。

写真もボイスメモもしっかり守る

 今どきの携帯電話では、もはや“付いていて当たり前”の機能となったカメラ機能。A5516Tも130万画素のCMOSカメラを備え、最大で1280×960ピクセルの静止画を撮影できる。カメラを会議のメモ代わりに使ったり、撮影した写真をプレゼン資料代わりに使ったりと、ビジネスツールとしても利用する人も増えている。またA5516Tはボイスレコーダー機能も備え、最大で200分もの録音が行える。こうしたデータも保護すべき重要な情報だ。

 撮影した写真や録音した会話もセキュリティモードで保護でき、セキュリティモードをオンにした場合のみ参照できる。

 セキュリティーモードオフの状態ではセキュリティモード専用データフォルダの存在は確認できない。このように、データの存在自体を完全に隠してくれるA5516Tなら、ビジネスデータを安心して持ち歩くことができるというわけだ。

セキュリティモードが「オン」の場合のみ、データフォルダを開くと左ソフトキーで通常とセキュリティモード用のデータフォルダを切り替えられる。もちろんセキュリティモードが「オフ」の場合は、「セキュリティへ移動」という項目は表示されない



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提供:株式会社 東芝
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2005年12月6日

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