起動は約3秒。あとはセンターボタンか側面のシャッターボタンで撮影するだけだ。実にシンプルといえる。
撮影機能もシンプルで、静止画時の機能は、連写やセルフタイマー、明るさ、解像度(1280×1024/VGA/QVGAの3種類)だけだ。
フォーカスも固定式で、マクロ機能がない。まあ50センチくらいなら問題ないが、料理の写真などを20〜30センチの距離で撮ることはできないと思った方がいい。また、撮影補助用ライトも内蔵してない。
カメラは1/3型のCMOSセンサーで、裏面にある。センサーの周りが鏡面上になっているので、自分撮りをするときに使える。ただレンズがやや端っこにあるので、持ち方によっては指が写り込んでしまう。これは注意したい。
では写りはどうか。いつもの象のすべり台で見てみよう。
縦位置 | 横位置 |
横位置その2 |
最初の縦位置で撮った写真は、空が紫色ではあるけれどもそこそこ映っているが、横位置で撮った写真はホワイトバランスがずれた上に露出オーバーで、かなりキツい結果になってしまった。
あずまやの写真は、ちょっと赤みが強く出ているがそれなりにまとまってくれた。でもダイナミックレンジの狭さはかなり気になるところだ。
花の写真も、典型的なCMOSセンサーの写真となってしまった。コントラストが強い場所はつらそうなので、今度はホワイトバランスがずれそうもないやや暗めの招き猫軍団を。
これは色もきれいだし、破綻もない。ただし……
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