早朝の青空なので、真っ青ではなく、ちょっと紫がかっている。3機種ともきれいな青空には写っていないが、もともとの青空がそういう色ではなかったと考えてほしい。ちなみにこの日は昼には曇ってしまったので、朝しか撮れなかった。
こういう、背景が非常に明るい構図だとCCDの方が有利かと思ったが、意外に頑張ったW41K。ただし全体に紫が強くて、トワイライトな感じ。W41CAはちょっとCMOSっぽい、濁った感じになってしまった。
屋外編最後は招き猫群。晴天下でも日陰になるような、ちょっと暗い屋根の下に奉納されている招き猫たちである。
W41Kは、さすがに赤っぽい。ここまで猫は赤くない。基本的には真っ白なのだから。
W41Tは、中央部は白くきれいに撮れているが、周辺部が少し“緑かぶって”いて光量も落ちている。W41CAはその中間くらい。W41CAの場合ディテールがちょっと荒れているが、たぶん、暗いせいで増感がかかってるからではないかと思う。
室内編はシンプルに。こちらはW41CAもちゃんと200万画素モードで撮ったので比較もできます。
かなり明るい白熱灯の下でまず撮影。
どれも白熱灯の補正はちゃんとされている。W41CAがちょっと赤みを残しているが、それはそういう“温かい感じを残す絵作り”をしてるのだと思う。
色のこってり感や、ディテールの描写力ではやはりW41Kが勝利。W41CAの方が階調もディテールも柔らかい作りで、W41Tは300万画素ながらパンフォーカスのためか、ディテールは全体に甘めだ。
次は暗い間接光+ローソク。
W41Tは暗いところが結構苦手。今回の作例でも、W41Tだけがやや暗めだ。W41TとW41Kはホワイトバランスを懸命に合わそうと頑張っている。W41Kは結構増感しているが、ノイズ低減処理がかかっていてノイズを目立たなく押さえ込んでいる。その分、ディテールはのぺっとなってしまうのだが、これだけ暗いと仕方がないだろう。W41CAも、比較的うまくノイズをごまかしている。
そこでW41Tのライトを点けて撮ってみる。
ちょっとブレてしまったが、こんな感じ。ライトの光もさほど強くなく、シャッタースピードもかなり遅い。
W41CAやW41Kはかなり強力にライトが光ってくれた。よりライトの効果があったのはW41Kか。
以上がざっとの概要だ。それ以外に特筆すべき点をそれぞれ挙げておこう。まずはW41T。
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