撮影機能はシンプルだが、いくつか注目すべき機能はある。まずはなんといっても手ブレ補正。手ブレ補正には、オートとオフがある。デフォルトはオフだ。
短時間で連写して、相互の画像を比べてぶれがないよう合成するという機能なので、光学式に比べると効果はあまり強くない。「N902i」も同様の機能を載せていたが(2005年11月25日の記事参照)、あちらはときどき手ブレ補正をオンにしているがために画像が乱れてしまう……というケースがあった。何枚か試してみたが、W41Kの場合は特にそういうこともなく安定しているようだ。
電子式の手ブレ補正は動画撮影時にも有効となる。320×240サイズで撮るときは、オンにした方がいいかもしれない。
続いて注目は撮影補助ライン機能。中央、円(画面中央に大きな円が表示される)、格子の3種類があり、どれも構図を決めるのに役立つ。特に、気を抜くと斜めに撮れてしまいがちなケータイで「格子」表示は風景を撮るときなどに便利。ただいったんオフにすると、撮影補助ラインはリセットされてしまうのが残念だ。
画像補正機能では、明るさ以外に、シャープネスやコントラスト、彩度の調整もできる。
あとは、ホワイトバランスやセピア、ポスターなどの特殊効果機能が主なところだ。撮影シーンモードは標準を入れて7種類。人物や夜景のほかに、風景、ビーチ&スノーなどが用意されている。撮影後の記録にかかる時間は、miniSDカードに最大サイズ最高画質で記録しても約2秒。この辺も高速でよい。
W41Tは、最近では減ってきたCCD搭載機。300万画素のCCDを搭載しながらパンフォーカスとなっている。レンズはモニタの裏側にあり、その横にLEDライトもついている。
起動はカメラキーが用意されているのでワンステップだが、起動にはカメラキーを押して5秒かかる。これは結構“待たされる感”が強い。ちなみに壁紙サイズにしておくと、起動は3秒半。VGA以上のサイズだと記録先が内蔵メモリからHDDに切り替わるので、VGA以上のサイズで起動したときはHDDの動作チェックか回転待ちに時間をとられるのかもしれない。
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