デジカメっぽく使える「SO902i」、難点は再生の遅さか荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/4 ページ)

» 2006年04月27日 02時00分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
(左)SO902i(右)W41CA

 いつもの黄色い象のすべり台だけ、手元にあった「W41CA」と比べてみた。黄色はW41CAの方がきれいに出ているけれど、緑や桜のピンクはSO902iの方がきれい。

 レンズも色も悪くない。ただ、等倍にして見ると分かるが、ディテールが変なツブれ方をしている。ノイズを消すためだろうか。

 このあずまやを見てもらうと、より分かりやすい。松葉がぬぺっと塗りつぶされている感じ。油絵の具でペタペタと塗ったような“絵画調”なのだ。もちろん「油絵モード」なんてのは持ってない。普通に見ているとあまり気づかないのだが、等倍サイズで見るとかなり目立つのである。

風景モード

 ちなみにこっちは風景モード。ちょっとホワイトバランスが違う。前に使い勝手がデジカメっぽいと書いたが、吐き出される画像もデジカメぽく、ちゃんとEXIF情報が書かれている。それによると、基本感度はISO125。2006年型Cyber-shotのISOオート時と同じだ。

 ではもうちょっと作例を続けていこう。


 時節柄、八重桜と赤いチューリップを撮ってみた。やはり桜のトンネルのような遠景だとディテールのつぶれが気になるが、マクロの距離だとそんなことはなく、滑らかでそれなりにきれいに見える。

 また、モノを撮るときはこのようにディテールのつぶれが気にならずに滑らかでなかなかきれいに撮れる。3Mモードでもデジタルズームが効くのはSO902iの特徴。

(左)標準(右)6.4xのデジタルズーム

 6倍もデジタルズームをかけるとディテールはとてもあやしくなるが、ここまで大きくなるのはすごい。

 では室内編。

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