WINシリーズの仲間入りを果たしたG'zOneは、もちろん、WIN端末にふさわしいスペックを備えている。カメラはType-Rの128万画素から207万画素になり、シーンに合わせた設定が簡単に選べる「ベストショット」機能や、四角いものを斜めから撮影しても長方形に補正できる「ビジネスショット」機能を追加。メインディスプレイも2.2インチから2.4インチに拡大している。
データフォルダは最大約12.8Mバイトから最大約50Mバイトにアップ。さらに、外部メモリーとしてmicroSDが使えるようになった。こうしたメモリー容量の増加を生かしたのが「ICレコーダー」機能だ。最長で3時間まで録音でき、もはやケータイのオマケ的機能ではなく実用十分なものだといえる。また、EメールやCメールの保存件数、スケジュールの保存件数なども増えている。PIMデータの送受信や、「EZテレビ番組ガイド」に対応したテレビ/ビデオ/DVDの操作などもできる赤外線通信機能も標準装備する。
また、W42CAにはカシオ計算機の代表的な製品の1つである電子辞書も1機能として搭載している。英和、和英、国語辞典に加え、ビジネスキーワード、スポーツ用語と英会話のフレーズ集という盛りだくさんな内容だ。普段身に付けているケータイに電子辞書が内蔵された点は、いつも電子辞書を持ち歩いているユーザーにとっては朗報だろう。
もちろんWIN対応を果たしたことで「PCサイトビューアー」も標準搭載している。パケット定額プランを活用すれば、PC用のWebサイトも活用できる。さらに、なかなか実用的な機能として「Wシーン設定」も用意した。「アドレス帳」「スケジュール」「待ち受け画面」「着信音」「配色設定」をまとめて2つのシーンとして設定可能で、[*]キーの長押しによりいちどに設定を切り替えられる。
そのほか「Hello Messenger」や「EZナビウォーク 声de入力」「GLOBAL EXPART」など、最新WINラインアップと同様のauサービスに対応。もちろん「LISMO」(au LISTEN MOBILE SERVICE)にも対応しており音楽再生機能も備える。ちなみに着うたフルなら本体を閉じた状態で最長15時間の連続再生が可能だ。
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