ウリはVGA液晶だけでない? なかなかいい写りの「904SH」荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/4 ページ)

» 2006年05月26日 16時14分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

 メインの照明を消した、暗い部屋で緑色のライトを使って猫を撮影したところ。続いては白熱灯とローソク編。

 これは明るい白熱灯の環境下で。暗めの白熱灯だと赤みが多めに残るが、十分明るければこのように補正される。

 さらに、ロウソクのみという暗所で撮影。ノイズが乗る暗部は黒く締め、雰囲気のある写りに仕上がっている。これはなかなかすごい。

 ライトを焚くとこんな感じだ。

全体に高速でさくさく動くのが快適

 画質がいいだけではダメなのがケータイのつらいところ。携帯カメラを使っていて気になるのは、機動力だ。簡単にいえば、さっと撮りだしてさっと何枚も撮れるか。

 904SHはその点でも優秀だった。カメラモードの起動はなんと約1.5秒。すぐに撮影できる。またディスプレイをひっくり返して表にした状態で端末を折りたたむ「ビューアーポジション」にすると、自動的にカメラが起動する機能もある。おおむね「即座に起動」に近く、なかなかいい。

(左)このようにビューアーポジションにすると、すぐカメラが起動する(右)miniSDカードスロットは側面に

 そしてオートフォーカス(AF)。ビューアーポジション時はサイドのシャッターボタンで、またケータイポジション時は通話開始ボタンでAFが動作する。要する時間は約1.5秒くらい。ピントが中央にしか合わないことや、合わなくてもシャッターが切れてしまう点には注意が必要だが、ケータイとしてはいい線をいっている。

 記録にかかる時間は、300万画素モードで最高画質を選んだ場合でも3〜4秒。これはなかなかの数値だ。かつてのシャープ端末はかなり遅かったことを考えると、快適な時間といっていい。つまりは全体にさくさくと動いてくれるのだ。

(左)ビューアーポジションでは画面全体が横位置に切り替わる(中)ビューアーポジションではメニューもアイコン表示に(右)撮影モードもアイコン表示になる。こっちの方がカラフルで楽しいかも

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