正方形の液晶や、シンプルなイラストに最小限のテキストを添えたメニューなどのUIは、先行したW-SIM端末“TT”(2005年10月19日の記事参照)をそのまま継承している。“TT”から機能的に向上しているのは、Eメールに対応した点(“TT”はライトメール/ライトEメールのみで一般のEメールには対応していない)や、USB端子が付き、PCにつないで充電できるようになった点だ(データ通信はできない)。
デザインのポイントになっている丸いキーは、キーを見なくても打てるよう、触って分かるように工夫してある。ダイヤルキーと操作キーは、高さが同じで大きさが違い(ダイヤルキーが大きい)、操作キーと決定キーは同じ大きさで高さが異なる(決定キーが高い)。
壁紙や着メロもシンプルなものが用意されている。メールが添付ファイルに対応しておらず、Webアクセスもできないことから、壁紙や着メロはプリインストールされているもの以外を追加することはできないが「シンプルケータイということで、その辺は割り切った」(堀田氏)と話す。
なお、ウィルコムでは将来的には他のカラーも出したい考えだ。W-SIM端末は少数ロット(5000個以上)での生産が可能なことから、大手量販店など、企業と組んでコラボレーションモデルを出すことも検討しているという。
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