テレビ電話会議をFOMAとPCで──「ドコモテレビ電話ソフト」をバージョンアップ

» 2006年09月04日 15時11分 公開
[岩城俊介,ITmedia]

 NTTドコモは9月4日、FOMAとPCを組み合わせてテレビ電話が行える無償ソフトウェア「ドコモテレビ電話ソフト2005」をバージョンアップし、同日より提供を開始したと発表した。

photophoto 相手/自分を1画面に表示するパターン「通常モード」(左)/別々に表示するパターン「セパレートモード」(右)のほか、シンプルなインタフェースの「らくらくホンモード」といった複数の表示インタフェースを用意する

 ドコモテレビ電話ソフト2005は、FOMA端末・回線を利用したテレビ電話機能をPC上から利用できるようにするソフトウェア。Webカメラを設置したPCとFOMAを接続し、ほかのFOMA端末と「動画・静止画メモ」「遠隔監視」などの機能とともに、PCの大画面でテレビ電話が楽しめる。今回のバージョンアップにより、最大8人まで参加できるテレビ会議サービス「ケータイ会議 ビジュアルネット」に対応した。

 対応OSは、Windows 2000 Professional/XP。対応FOMA端末は、FOMA 90xシリーズ、70xシリーズなどの電話機型端末、P2403/F2402などのカード型端末。

photophoto さまざまな場所でも同時に会議に参加する(左)、FOMAで撮したものを社内のPCで同時にチェックする(右)
photophoto 自宅のペットなどをチェックする遠隔監視(左)、病欠した子のための授業中継(右) などといった活用方法が挙げられる

 なお公開されたAPIにより、運輸業界向けの「アルコールチェックシステム」などへのカスタマイズも可能となっている。

photo タクシー・バスといった運輸業界向けのカスタマイズ例となる「アルコールチェックシステム」。運転手・車両側は専用のアルコールチェッカーとFOMA端末を接続、会社側では対面した画面とアルコール測定データが表示される仕組み

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