結果発表・番号ポータビリティ、あなたは利用しますか?+D Voice(2/2 ページ)

» 2006年10月06日 23時00分 公開
[後藤祥子,ITmedia]
前のページへ 1|2       

ユーザーにとって魅力的なサービスは

 乗り換え意向のあるユーザーが、各キャリアのどんなサービスに魅力を感じているのかを見ると、それぞれの持つ強みが見えてくる。

Photo 乗り換え先としてドコモを選んだ読者が魅力を感じるドコモのサービス(複数回答)
Photo 乗り換え先としてauを選んだ読者が魅力を感じるauのサービス(複数回答)
Photo 乗り換え先としてソフトバンクを選んだ読者が魅力を感じるソフトバンクのサービス(複数回答)

 ドコモを選んだユーザーが一番魅力を感じているのは「端末のラインアップ」で51.5%。ほかにも「信頼性」43%、「端末デザイン」39.1%、「FeliCaサービス(おサイフケータイ)」27%、「将来性」24.5%が上位に入っている。

 auはトップが39.8%の「端末デザイン」で、31.9%の「端末ラインアップ」が2位につけた。その他の上位には、「WINのカバーエリア」(31.4%)、「パケット定額プラン」(31.2%)、「音楽機能(LISMO、着うたフル)」(29.7%)、「EZナビウォーク/助手席ナビ」(28.3%)が入っている。

 ソフトバンクはトップが「将来性」で33%。LOVE定額や家族定額など、携帯3キャリアで唯一打ち出している音声定額が29.6%で2位につけ、「端末デザイン」(29.4%)、「国際ローミングサービス」(23.7%)、「端末ラインアップ」(20.9%)と続く。“予想外の動き”で注目を集めたAQUOSケータイこと「905SH」の投入効果か(9月5日の記事参照)、3キャリアでは最後発の発売となった「ワンセグ」(20.9%)も上位にくい込んでいる。

 また将来性については、他キャリアのサービスをキャッチアップした秋冬モデルや新サービスを多数披露しており(9月28日の記事参照)、その点では期待に応えたといえるだろう。

なぜ、番号ポータビリティの利用に踏み切れないのか

Photo 番号ポータビリティの利用に踏み切れない理由(複数回答)

 10月24日に向けて、キャリアも端末メーカーも総力戦で戦ってきたにもかかわらず、いまひとつ盛り上がらない番号ポータビリティ。ユーザーが利用に踏み切れない理由として挙げた中で多かったのは、予想通り「経年割引(長期割引)を引き継げない」「メールアドレスを引き継げない」の2点だ。

 アンケートに回答を寄せた読者の中には「他キャリアのサービスが魅力的だと感じて移行したものの、実際に使ってみたら予想とは違っていて、元のキャリアに戻りたくなるかもしれない」──という不安を感じているユーザーも少なくない。

 「解約だけではなく利用休止という選択肢もあれば 元のキャリアに戻る際に長期割引を有効利用できていいと思う」

 「他のキャリアに移行するための準備期間などがあればいい。移行してみたはいいが、やっぱり元のキャリアの方がいいと思っても後の祭りで、メールアドレスは変わるし長期割引はリセットされるしで、結局変わらなければよかったと思うくらいなら最初から番号ポータビリティは利用しない」

 「他キャリアに変えて後悔することもあったりするので、一度くらいは経年割引等を引き継いだまま、もとのキャリアに戻れたらうれしい」

 メールサービスについては、利用中のメールアドレスを移行後にも使えるようにしてほしいという声が多く、「新しいアドレスへの無期限転送などがほしい」「変更なしに、ダブルでアドレスを持てる期間があるとうれしい」といった意見が寄せられた。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年