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» 2006年11月09日 20時38分 UPDATE

リッチコンテンツは、PCのような横画面と相性がいい──開発陣に聞く「F903i」のスイングスタイル (1/2)

富士通製のドコモ端末「F903i」の大きな特徴は、折りたたみ携帯の使い勝手はそのままに、ディスプレイ部を90度傾けた横長画面で利用できるスイングスタイルの採用だ。新スタイル採用の狙いを富士通開発陣に聞いた。

[後藤祥子,ITmedia]

 折りたたみ携帯の使い勝手はそのままに、コンテンツを横長画面で閲覧できる──。こんな使い方を実現したのがドコモの富士通製FOMA「F903i」だ。

Photo ディスプレイを縦でも横でも使える、スイングスタイルの「F903i」。コバルトはスズを蒸着してリアルな金属の質感を出している
sa_f23.jpgsa_f22.jpgPhoto 製品にはマイク付きリモコンが付属する

 F903iは、ディスプレイ部が左右に90度回転する「スイングスタイル」を新たに採用。各種コンテンツを閲覧しているときにディスプレイ部を回転させると、画面が横長対応のUIになり、メールなどの一部機能では回転でほかの機能を呼び出せるようになっている(10月25日の記事参照)

 スイングスタイルを採用した狙いについて、富士通の製品内覧会で企画/開発陣に聞いた。

リッチ化が進んだコンテンツは横長画面と相性がいい

 富士通がスイングスタイルを開発したのは、「リッチ化したコンテンツの閲覧は、横画面と相性がいい」(説明員)からだ。最近のハイエンド携帯にはPCサイトの閲覧が可能なフルブラウザや、ExcelやWordファイルの閲覧に対応したビューワが搭載され始めている。たしかにこうしたコンテンツはPCで見慣れた横画面で見た方が便利に活用できることも多い。PCと同じような閲覧環境を提供すると同時に、操作はこれまでの携帯スタイルで行えるようにしようというのが、スイングスタイルの狙いというわけだ。またこのスタイルは、ワンセグチューナーの搭載を見越したものでもあるという。

 これまでにもソフトバンクのAQUOSケータイなど、横画面とこれまでの携帯操作を両立させた端末が登場しているが、横画面で利用できる機能は限定されていた。F903iはすべての機能でディスプレイ部を傾けると横画面のユーザーインタフェースに変わる点が新しい。

sa_f70.jpgPhoto 待受時にスイングさせるたところ。富士通によれば、すべての利用シーンでスイングさせると横画面に切り替わるという。ただしiアプリは、横切り替えに対応したアプリのみが横表示になる

 「横画面をフルに利用したほうが便利なメールやフルブラウザ、Word/Excelの閲覧時には、横画面をフルに生かした表示に切り替わる。ディスプレイ部を回転させるだけで、より1画面当たりの情報量が多い表示に切り替えることができる」。

sa_f80.jpgPhoto 横画面をフルに生かしたメール閲覧画面やカメラの撮影画面

 ほかにも待受時とメール作成時には、左右の回転で各種機能を呼び出す機能も備えている。例えば待受時の右スイングに「静止画撮影」、左スイングに「ミュージック」を設定しておけば、メニューをたどることなく、ディスプレイ部を回転させるだけでそれぞれの機能を呼び出せるわけだ。

Photo 待受時の左右スイングとメール作成時の左右スイングに割り当てられる各種機能。待受時は右スイングと左スイングで割り当てれる機能が異なる
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