「M702iS」と「M702iG」の違いを気にする質問が多かった。基本機能は、M702iGがGSMのトライバンド(800M/1800M/1900MHz)に対応し、ローミングサービスを利用できるエリアが広い以外はほぼ共通のようだ。
ただしハードウェアは異なる部分が多い。M702iSは14.9ミリ、M702iGは19.8ミリと厚みが違う。また、厚みの関係からか、M702iSは側面キーが液晶側にあり、端末を開いた状態では利用しにくい。ヒンジ部も、M702iGは端末を開いて90度で固定できるが、M702iSは60度ぐらいだ。
M702iS | M702iG | |
---|---|---|
サイズ(幅×高さ×厚み) | 53×102.9×14.9ミリ | 53×101×19.8ミリ |
重さ | 約105グラム | 約125グラム |
カメラスペック | 有効130万画素CMOS | 有効200万画素CMOS |
GSM対応 | ― | ○ |
また、キーレイアウトは同じだが、ボタンのデザインが異なる。ただし操作性に影響を与えるものではなく、操作感にも気になる違いはない。
底面にあるスピーカーの音質も違う。M702iGがあきらかに良好な音質で、ステレオ仕様のように思えるが、正確なところは分からなかった。
M702iS、M702iGともに、閉じた状態で側面中央部に指が入るようにデザインされており、開けにくいとは感じない。また、閉じるときに手を挟んでしまうこともなかった。
ダイヤルキーの下部が出っ張っているデザインのため、キーの押しにくさを気にする質問も多かった。出っ張っている部分は傾斜が十分あり、片手で持って親指で操作する場合でも不便には感じない。
充電台が用意されないこともあり、充電の方法に関する質問も多かった。両端末ともに外部接続コネクタはminiUSBのみで、充電はFOMA用ACアダプタと専用の変換コネクタを接続して行う。
PCとFOMA USB接続ケーブル+変換コネクタで充電できるのかという質問もあったが、これはできなかった。また、外部接続コネクタがminiUSB(Bタイプ)なので、PC側がUSB TypeA、端末側がUSB miniBの充電ケーブルを使ってみたものの充電されない。これはちょっと意外だった。
充電できたのはFOMA ACアダプタ+変換コネクタと、FOMA向けの充電専用USBケーブル+変換アダプタのみ。PCのUSBポートから充電する場合でも、FOMA向けの充電専用USBケーブルが必要なようだ。
なお、データ通信利用やmicroSDメモリーカードへのアクセスは、FOMA USB接続ケーブル+変換コネクタや市販のUSBケーブルで行えた。
M702iSとM702iGではUSBカバーの形状が異なる。M702iSは指の腹でも簡単に開けられる形状だが、M702iGは爪の先などで引っかけないと開けにくい形状だ。
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