USBケーブルで充電できるか──「M702iS」「M702iG」702ix新モデルの“ここ”が知りたい「M702iS」「M702iG」編(8)

» 2006年11月21日 15時16分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

質問:「M702iS」と「M702iG」の違いは?

 「M702iS」と「M702iG」の違いを気にする質問が多かった。基本機能は、M702iGがGSMのトライバンド(800M/1800M/1900MHz)に対応し、ローミングサービスを利用できるエリアが広い以外はほぼ共通のようだ。

 ただしハードウェアは異なる部分が多い。M702iSは14.9ミリ、M702iGは19.8ミリと厚みが違う。また、厚みの関係からか、M702iSは側面キーが液晶側にあり、端末を開いた状態では利用しにくい。ヒンジ部も、M702iGは端末を開いて90度で固定できるが、M702iSは60度ぐらいだ。

  M702iS M702iG
サイズ(幅×高さ×厚み) 53×102.9×14.9ミリ 53×101×19.8ミリ
重さ 約105グラム 約125グラム
カメラスペック 有効130万画素CMOS 有効200万画素CMOS
GSM対応
photo 厚みはこれだけ異なる
photophoto めいっぱい開いた場合の角度も違う

 また、キーレイアウトは同じだが、ボタンのデザインが異なる。ただし操作性に影響を与えるものではなく、操作感にも気になる違いはない。

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 底面にあるスピーカーの音質も違う。M702iGがあきらかに良好な音質で、ステレオ仕様のように思えるが、正確なところは分からなかった。

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質問:端末は開きやすいか?

 M702iS、M702iGともに、閉じた状態で側面中央部に指が入るようにデザインされており、開けにくいとは感じない。また、閉じるときに手を挟んでしまうこともなかった。

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質問:ダイヤルキーの下のほうが押しにくくないか

 ダイヤルキーの下部が出っ張っているデザインのため、キーの押しにくさを気にする質問も多かった。出っ張っている部分は傾斜が十分あり、片手で持って親指で操作する場合でも不便には感じない。

photo M702iSのほうが出っ張りまでの間隔は狭いが、操作性に不満はなかった

質問:FOMA USB接続ケーブルで充電できるか

 充電台が用意されないこともあり、充電の方法に関する質問も多かった。両端末ともに外部接続コネクタはminiUSBのみで、充電はFOMA用ACアダプタと専用の変換コネクタを接続して行う。

photophoto 変換コネクタを取り付けるとこのようになる。写真はM702iSだが、M702iGでもコネクタの位置はほぼ同じだ

 PCとFOMA USB接続ケーブル+変換コネクタで充電できるのかという質問もあったが、これはできなかった。また、外部接続コネクタがminiUSB(Bタイプ)なので、PC側がUSB TypeA、端末側がUSB miniBの充電ケーブルを使ってみたものの充電されない。これはちょっと意外だった。

 充電できたのはFOMA ACアダプタ+変換コネクタと、FOMA向けの充電専用USBケーブル+変換アダプタのみ。PCのUSBポートから充電する場合でも、FOMA向けの充電専用USBケーブルが必要なようだ。

 なお、データ通信利用やmicroSDメモリーカードへのアクセスは、FOMA USB接続ケーブル+変換コネクタや市販のUSBケーブルで行えた。

photo 検証に利用したFOMA USB接続ケーブルとソフトバンク3G用の純正USBケーブル。ソフトバンク3G用USBケーブルは、USB接続の充電にも対応するが、M702iS、M702iGでは充電できなかった

質問:USBカバーは開けやすいか?

 M702iSとM702iGではUSBカバーの形状が異なる。M702iSは指の腹でも簡単に開けられる形状だが、M702iGは爪の先などで引っかけないと開けにくい形状だ。

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※今回の検証および確認はあくまでも開発段階の試作機によるものなので、製品版では仕様が変わる可能性もあることをご了承いただきたい。


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