「1.6倍速い」新W-SIMが赤い理由Mobile Weekly Top10

» 2006年12月14日 23時31分 公開
[平賀洋一,ITmedia]

 先週のアクセスランキングでトップを飾ったのは、存在感あるヒンジが特徴のソニエリ「W44S」開発陣インタビュー。W44Sは、そのヒンジが可能にした縦・横自在の「デュアルオープンスタイル」や、国内初のデジタルラジオ対応など、話題豊富なauのハイエンド端末だ。

 ランキングの中にも登場する「赤耳」とは、ウィルコムのW-OAM対応W-SIM「RX420AL」のこと。RX420ALはW-SIMのアンテナ部が赤くなっており、従来のW-SIM「RX410IN」と見分けられる。「9(nine)」開発陣インタビューの記事でも軽く触れたが、ウィルコム社内では開発時から赤耳と呼ばれていたらしい。

 赤耳というと、ビンテージジーンズを連想する読者もいると思うが、同じように「ちょっとよいもの」というニュアンスも含んでいたようだ。

 取材時に聞いた話では、そもそもW-SIMのアンテナ部の色は、製造メーカーのコーポレートカラーにするというルールがあったとか。従来のRX410INではグレーだが、この色はメーカーのネットインデックスのコーポレートカラーの1つ。RX420ALが赤いのは、メーカーであるアルテルのコーポレートカラーを採用したのが理由だ。

 赤くても3倍速いわけじゃないRX420ALだが、シャ○専用モビルスーツは量産型より3割性能が良いだけで、パイロットの腕で3倍速く見せているという設定。RX410INより1.6倍速いRX420ALを使えば、従来より3倍速いモバイル環境を構築することができるかもしれない。そう、端末の性能差が、戦力(?)の決定的差でないように……。

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