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» 2007年03月23日 12時49分 公開

Googleは携帯端末ではなく、ソフトを開発

業界で飛び交う「Google携帯」の憶測に対し、同社が開発しているのは携帯ではなくソフトだと、アナリストが指摘した。(ロイター)

[サンフランシスコ 22日 ロイター]

 米Googleが開発しているのは携帯電話でサービスを実行するためのソフトであって、多くの業界筋が噂しているような自社携帯端末の開発をしているわけではないと、ウォール街のアナリストが3月22日、指摘した。

 Piper Jaffrayのアナリスト、ジーン・マンスター氏は顧客向けの調査報告書で、Googleが開発しているのは携帯電話向けのWeb検索および位置情報サービス用ソフトと見られ、AppleのiPhoneなどの携帯電話に対応するもようだと指摘した。

 「われわれの見方では、Googleはモバイル分野でAppleに対抗するのではなく、協調しようとしている」とマンスター氏。

 カラーワイド液晶を備えた低価格のネット接続電話「Gphone」を、Web検索最大手のGoogleが開発しているかもしれないとの情報は、過去数カ月、さまざまな形で報じられてきた(3月19日の記事参照)。ニュースやブログでは、Googleが自社携帯の設計を、提携の可能性があるアジアの携帯電話メーカーに売り込んでいると伝えている。

 わずか2カ月前にはAppleのiPhone(6月に発売予定で価格は500ドルから)発表で、携帯電話業界に革命的な影響を与える可能性が取り沙汰されたばかりだが、ガジェットファンの注目は、Googleがさらに低価格の携帯電話を開発中かどうかに移っている。

 「われわれは明らかに、熱望と憶測の的となる神話的存在の携帯電話を望んでいる。その必然的な候補となるのはもちろん、いわゆるGoogle電話だ」。ハードウェアマニアサイトのEngadgetは今月、サイトでこう記した

 Google広報のエリン・フォーズ氏は先日、次のように話していた。「Googleにとってモバイルは重要な分野だ。世界のユーザーのために革新的サービスを開発する目的で、アプリケーション開発および業界大手との協力関係確立・拡大に重点を置く当社の姿勢は変わらない。しかしそれ以上発表することはない」

 過去にもGoogle製品に関する憶測が間違っていたことはある。1年ほど前、Googleが自らのPCを開発中だと広く報じられたことがあった。しかし実際に出てきたのは、既存のWindows PCを使いやすくするための一連の無料ソフトだった。

 Googleは過去1年でコンピュータ以外の分野にも手を広げ、Web検索、電子メール、地図などのインターネットサービスを、世界中で何百万もの携帯電話ブラウザに提供している。競合するMicrosoftとYahoo!も、携帯電話向けのWebサービス提供でしのぎを削っている。

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