そのほか、撮影した写真に対して編集したりFlashムービーにしたりして遊べるのが本機らしいところ。では遊んでみよう。
画像一覧表示モードの「画像編集」から、撮った写真を編集できる。コントラストや明るさ、フレーム合成、エフェクトなどの項目がある。特に、どの画像サイズの写真にでもフレームを付けられるのが面白いところだ。フレーム画像は240×192ピクセルで作成されるので、むりやりフレームを付けるとフレーム画像も無理に拡大され“もやもや”になってしまうのだが、そのあたりの強引さもまた面白い。
エフェクト項目は、撮影時に使える“セピア”や“ネガ”などのほかに、“ミルキー”や“ノイズ除去”“クレヨン”など多彩なフィルタを用意する。
そのほかに遊べるのは“ダイナミックエフェクト”機能だ。
撮影した写真を加工して、“星が流れる”などの動くフレームやアニメーションするアイコンなどを含めたもののほか、撮影写真を用いたオリジナルの“時計待受”などを作成できる。できあがるのは240×320ピクセルのFlashムービー。これをFlash待受画面として使えるわけである。
そのようなわけで707SCのカメラは、マクロ機能を備えないごくシンプルなパンフォーカス200万画素のため、近距離のものはぼけてしまうし、遠くのものもディテールがやや甘いという傾向は強い。そのため、デジカメ代わりに2Mモードで撮ろうというような、携帯カメラに高いクオリティを望む人には強く薦められない。
しかし発色はなかなかいいし、起動後のレスポンス(保存時間など)もそこそこ。VGA前後のサイズの写真をメインにスナップ撮りできるほか、気軽にFlash待受ムービーを作成したり、フレーム付き写真などに編集して遊べる。そんな“身構えなくて済む気軽さ”が、実は悪くはないかなとも思っている。
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