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» 2007年05月10日 21時17分 UPDATE

「D01NE」「D01NX」 レビュー:今買うならどっち?――「D01NE」「D01NX」徹底比較(前編) (1/4)

「EM・ONE」に注目が集まるイー・モバイルだが、ノートPCでモバイルブロードバンドを実現するデータカード製品の存在も忘れてはならない。現行の2モデル、「D01NE」と「D01NX」の違いを探った。

[坪山博貴,ITmedia]

 高速かつ定額でモバイルインターネットを利用できる、イー・モバイルのHSDPAサービス「EMモバイルブロードバンド」。対応端末といえばPDAタイプの「EM・ONE」に注目が集まりがちだが、データ通信カード「D01NE」と「D01NX」の2モデルが用意されている。今回は、ノートPCなどに高速なモバイル通信環境を提供するイー・モバイルのデータ通信カードに注目してみた。

PCカードタイプの「D01NE」、CFカードタイプの「D01NX」

 今回レビューするのは、開業と同時に発売したNECインフロンティア製のPCカードタイプ端末D01NEと、4月13日に発売したネットインデックス製CFカードタイプ端末のD01NXの2モデル。いずれのメーカーもウィルコム向けにデータ通信カードを製造している企業で、モバイラーにはお馴染みのメーカーだろう。

photophoto 写真左:CFカードタイプのD01NX(左)とがPCカードタイプのD01NE(右)。メーカーは異なるが、白いボディに黒いアンテナ、灰色のロゴと統一されたデザインだ

写真右:D01NXに付属のPCカードアダプタを取り付け、コネクタ側を合わせて並べてみた。エクステンド部の長さの違いはおおよそ5ミリ

 どちらもHSDPAに対応しており、受信最大3.6Mbps、送信最大384Kbpsの通信速度をサポートする。他キャリアの同様の製品としては、NTTドコモのモトローラ製HSDPA対応カード「M2501 HIGH-SPEED」や、ソフトバンクモバイルのセイコーインスツル製HSDPA対応カード「C01SI」(ただしこちらは一般向けには販売されていない)が挙げられる。

 D01NEとD01NXは、ともにエクステンド仕様のデータ通信カードで、PC装着時にカードスロットへ完全に収まらず、出っ張りが生じる。エクステンド部分の長さ、つまり出っ張りは、PCカードタイプのD01NEでは約30ミリ、CFカードタイプのD01NXでも25ミリほどある。D01NXのほうが出っ張りが5ミリほど短いが、どちらを使うにもしてもノートPCへ装着したままカバンなどに収納するのは、破損の恐れがありちょっと怖い。

photophoto ノートPCに装着したD01NE(左)とD01NX(右)。D01NXの方が出っ張りは短い

 どちらもエクステンド部の端には、ほぼ自由に動かせるアンテナと外部アンテナ端子を備えている。ただし、外部アンテナはD01NXのみに付属する。形状の違いからD01NXの方がアンテナ部が小さい(短い)ため、送受信感度を補うためと思われる。

photo どちらもアンテナはほぼ自由に動かせ、外付けアンテナの端子も似た位置にレイアウトされている。アンテナは幅、長さともにD01NEの方が大きく、これがどう送受信能力に影響を与えるかも興味深い。厚さはカタログスペックで0.5ミリ異なるが、ほとんど差はない

 どちらの製品にも携帯用のケースが付属する。D01NEはプラスチック製のハードケース、D01NXはPCカードアダプタごと収容できるソフトケースだ。後者は固めのプレートが挟み込まれた布製で、EM・ONEの付属ケースにも似たデザインだ。

 ただ、D01NXの付属ケースは結構タイトな作りで、本体を持って引っ張り出そうとすると確実にPCカードアダプタが取り残される。出し入れはD01NE用ケースの方が容易だ。製品そのものではないが、付属品の使い勝手にも、こんな違いがあする。

photo それぞれの付属ケース。出し入れはD01NEのケースのほうが楽。ただし見た目はD01NX付属ケースの勝ち
photo ケースを交換してみた。D01NXのソフトケースにもD01NEは問題なく収まる。D01NXのケースだけを欲しがるD01NEユーザーも多いのでは
photo こちらはSIMカードスロットの位置。D01NEはカード本体と普通の場所だが、D01NXはなんと内部端子とトップカバーの隙間にある
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