適度な緊張感が持続する“1000回”遊べるRPG──「風来のシレンMEGA」動画で見るメガゲーム

» 2007年05月24日 00時02分 公開
[板橋舟人,ITmedia]

 「風来のシレンGOLD」や「風来のシレンWANA」など、携帯用アプリでも数多くのタイトルが登場している「風来のシレン」シリーズは、入るたびにマップやモンスター、アイテムが変わるダンジョンを冒険するダンジョン探索型RPGだ。主に映像面でのパワーアップを図っている「風来のシレンMEGA」は、携帯用アプリとして初めて巨大ボスが登場。よりダイナミックな冒険を楽しめるようになった。


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コンテンツ名 「風来のシレンMEGA」
料金 個別課金525円
対応機種 「903i」「703i」シリーズのメガゲーム対応機
アクセス ・iモード:「メニュー/検索」→「ゲーム」→「ロールプレイング」→「シレン不思議のダンジョン」
・携帯メールで検索!『game@mtap.jp』件名に「ゲームタイトル」を入れて送信!

プレーヤーを飽きさせないための仕掛け

 ダンジョンではフロア内にランダムで落ちている武器や防具、アイテムを拾い、モンスターを倒しながら次のフロアを目指す。シレンが歩いたりアイテムを使用するなど、何か行動を起こすとモンスターも同じだけ行動するターン制を採用しており、行動しなければゲームも進行しない。現在の状況を把握した最適な“次の一手”を考えられるようになっている。

 例えば、あるモンスターを3回攻撃すれば勝てるが、シレンは2回攻撃を受けると倒されてしまうとしよう。この場合、そのまま戦えば当然負けてしまうが、1.逃げながら体力を回復させる(移動すれば徐々に体力は回復する)、2.手持ちのアイテムを駆使して切り抜ける、3.相手が攻撃をミスすることを願って戦う、といったようにいくつかの対処法が用意されている。状況に合わせて最も効率がよい行動をチョイスし、数々の難関を切り抜けながらゲームを進めていくというわけだ。

 ただし、すべて予想通りにいくわけではない。先ほどと同じシチュエーションで逃げることを選んだ場合、逃げた先で別のモンスターに遭遇するなど、より状況が悪化することもある。主人公のシレンはダンジョンを出ると能力がリセットされてしまうが、そのプレイで得た経験はプレーヤー自身に蓄積されていく。遊べば遊ぶほど自身が上達していることを実感できるため、うまく対処できた時の達成感と安堵感は格別だ。これこそが本作の一番の魅力といえるだろう。

photophotophoto (C)2006 CHUNSOFT/すぎやまこういち

 ダンジョンを出ると主人公の能力はリセットされてしまうものの、ダンジョン内で見つけたアイテムやギタン(お金)は持ち帰ることが可能で、「蔵」に保管できる。本作には4つのダンジョンがあり、このうち「シュテン廻廊」と「シュテン迷宮」は、蔵に預けたアイテムやギタンを持って冒険に赴くことが可能だ。残り2つのダンジョンはアイテムの持ち込みが禁止となっている。

 ちなみにアイテムは、シレンが倒されるとすべて失ってしまう。先ほど“アイテムやギタンを持ち帰ることが可能”と書いたが、これは生きたまま戻ってくることが条件となる。つまり、何十時間もかけて強化した武具を持っていたとして、些細なミスからそれを失ってしまう可能性もあるわけだ。このため、どれだけプレイを重ねても、毎プレイ、毎ターンごとに適度な緊張感が持続する。

 アクション性が少ないゲームシステムのため、携帯との相性は抜群。オリジナルのモンスターも登場するので、過去シリーズを遊んだ人でも新鮮な気持ちでプレイできるはずだ。

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