モーションコントロールの搭載により、振ったり、傾けたりして操作できるようになった「D904i」。いつ、どんな時に便利なのかをムービーで見ていこう。
電話をかけることから、新着メールやフルブラウザへのアクセス、FMラジオやミュージックプレーヤーの起動、予定やToDoの確認まで──。こうした操作を閉じたまま行えるのが、スライドケータイの便利なところだ。
ハイエンドモデルにスライドボディを採用する“D”ケータイでは、「D902iS」から“グルグル回る”十字キーのスピードセレクター」を搭載。最新モデルの「D904i」では、280×400ピクセルの大画面上での高速スクロールが可能になり、さらに各種情報へのアクセスをすばやく行えるようになった。
そして新たに加わったのが、“振って”“傾けて”操作するための「モーションコントロール」。ムービーやフルブラウザ、ミュージックプレーヤーなどのトレンド機能を、ボタンに触れることなく操作したり、横画面で表示したりできるようにするものだ。
このモーションコントロールが、どんな時に便利に使えるのかを見ていこう。
着うたフルに加え、Windows Media Audioにも対応したことから、携帯で音楽を楽しむユーザーが増えている。専用の携帯音楽プレーヤーに比べて便利なのが、音楽を聴いていても通話やメールの着信を把握できる点。着信があると、音楽に割り込む形で着信音が鳴るので、すぐ対応できるというわけだ。
ここで便利なのが、D904iの「振ると着信したメールの本文を表示する」機能。着信音が鳴ったときに端末を左右に2回振ると、メールの本文が即座に表示されるのだ。これまで「タスクキー」→「メール」→「受信メール」とアクセスしていた操作が、端末を左右に振るだけで済む。
着信音が鳴り終わると音楽が自動で再開するので、音楽を聴きながらメールの内容を確認できる。メール着信時にせっかく聞いている音楽を一時停止させたくない人は、メールの「受信・自動送信表示」を「操作優先」に設定しておけば、メールを着信しても音切れせずに音楽を聴きながら左右に振るだけメール本文を表示できる。
返事を書く場合も、スライドをオープンするだけで、相手のメールアドレスが送信先に入った返信メール画面になるので、あとはそのまま返事を書いて送信すればいい。
携帯メールの文化に、すっかり定着した「絵文字」と「顔文字」。D904iなら、この顔文字や絵文字の候補を“振るだけで”表示できるのだ。
メールの本文を入力しているときに、絵文字や顔文字を入れたくなったら、端末を左右に2回振ればいい。候補の表示は、端末を振るごとに「顔文字」→「絵文字」→「記号」の順に切り替わる。
絵文字や顔文字の候補は、ソフトキーを押すことでも表示できるが、振って操作のほうが便利な点も多い。
ソフトキーで顔文字を表示する場合は「左ソフトキー」→「絵文字・記号・顔文字」にアクセスして顔文字種別を選ぶという手順になり、振って操作のほうが簡単に表示できる。
ソフトキーで絵文字を表示する場合は、右ソフトキーを押すだけと手順は簡単だが、表示される候補の数が30個と少ない。振って操作すると1画面に80個の絵文字が表示されるので、選ぶのも簡単だ。これは記号の表示も同様で、“振って操作”のほうが多くの候補が表示される。
メール:振ると絵文字や顔文字が出る
D904iは、QVGAサイズのハイクオリティ動画「ビデオクリップ」に対応する。フル楽曲の音楽ビデオやショートアニメなど、さまざまな高画質のムービーコンテンツを視聴できる。
せっかくの高画質動画は、やはり横ワイド画面で楽しみたいもの。D904iなら端末を左に傾けるだけで横ワイド画面に切り替わり、迫力のムービーを楽しめる。
従来端末では「左ソフトキー」から「横再生」か「ワイド再生」を選ぶ必要があったが、D904iならキーに触れる必要はない。
なお、初期状態では傾けるとピクト行が表示される横表示になるが、「Menu」(左上ソフトキー)→「Settings&NW services」→「時計/文字表示/その他」→「モーションコントロール設定」にアクセスし、iモーションの項目を「ワイド再生」に設定すれば、画面いっぱいにムービーが表示されるようになる。
傾けるとムービーがワイド表示になる
WordやExcel、PowerPointなどのビジネス文書を閲覧できるのも、D904iの便利な点。仕事で外出する際にも、データを添付して携帯宛てにメールすれば、必要なときに仕事関連の文書を携帯で確認できる。
ビジネス文書の閲覧時に便利なのが、D904iの“傾けて横ワイド表示”。メールに添付したデータをダブルクリックして展開すると、縦表示では画面の横幅に合わせた小さな拡大率で表示されるが、端末を横に傾けると、自動で横幅に合わせて拡大される。あとはスピードセレクターをぐるぐる回して最適な拡大率にするだけ。“傾け+グルグル”で、ビジネス文書をスマートに閲覧できるのだ
フルブラウザも、“傾けて横表示”にすると、PCライクな横画面に一瞬で切り替わる。高速スクロールに対応したスピードセレクターと合わせて使うと、やみつきになる便利さだ。
傾けるとフルブラウザがワイド表示
モバイルSuicaやPASMOへの対応で、今や定期券代わりにも使えるようになったおサイフケータイ。音楽を聴きながら改札を通過することもできるなど、ますます便利に使えるようになった。音楽も定期もおサイフも、上着のポケットからすぐ取り出して使えるのは、なかなか快適だ。
“振って操作”は、ミュージックプレイヤー利用時にも役立つ。次の曲を聴きたいときは端末を前後に、曲の頭に戻りたいときは上下に振るだけで操作できるのだ。曲の頭の3秒以内に上下に振ると、曲戻しも可能。上着のポケットから出すことなく、またキーに触れることなくミュージックプレイヤーを操作できるのは、モーションコントロールを搭載した“D904iならでは”だ。
いつ | こんなふうに振ると | こうなる |
---|---|---|
音楽再生中 | 上下に2回振る | 曲戻し |
音楽再生中 | 前後に2回振る | 曲送り |
メール着信時 | 左右に2回振る | メール本文表示 |
メール・メモ入力時 | 左右に2回振る | 顔文字、絵文字、記号の候補を表示 |
いつ | こんなふうに傾けると | こうなる |
---|---|---|
フルブラウザ閲覧時 | 左に傾けると | 横ワイド表示 |
ビデオクリップ視聴時 | 左に傾けると | 横ワイド表示 |
ドキュメントビューア閲覧時 | 左に傾けると | 横ワイド表示 |
充電時 | 横置きの充電台に載せると | 横表示のインテリア時計に |
端末を振ったり傾けたりして遊べる「直感ゲーム」に対応。画面は液体パズルゲーム「タマラン」。
「タマラン」は"Ignition Entertainment Ltd"の登録商標ですマチキャラ:振るとマチキャラが目を回す
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制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2007年7月9日