LG電子は、米Verizon Wireless向けの「チョコレートフォン」最新モデル、“ニューチョコレートフォン”「LG-VX8550」を発表した。
LG-VX8550は、2006年にVerizon Wirelessを通して販売された、チョコレートフォン「LG-VX8500」の後続モデル。世界で流通しているこれまでのチョコレートフォンと比べ、デザインよりも音楽機能を強化したモデルになっている。
前モデルのLG-VX8500も、MP3およびWMA形式の音楽再生が可能で、音楽を聴きながらメッセージ送信やWebブラウジングなどが行えるマルチタスク機能を備えていた。「チョコレートフォンシリーズとしては初めて」(LG電子)外部メモリにmicroSD(最大2Gバイト)を採用し、Bluetoothステレオヘッドセットにも対応。米国ユーザーの好みを反映し、前面には容易なメニュー操作が行えるタッチホイールも装備した
さらに、チョコレートフォン本来の高級イメージを浸透させるため、アーティストやクリエイターたちが多い、ニューヨークのSOHO地区を中心に広告を打ったりもした。その効果あってか「4カ月で200万台程度」(LG電子)という実績を上げている。
今回発売されたLG-VX8550も、基本的にLG-VX8500のコンセプトを受け継ぎ、音楽機能を重視。MP3・WMA形式のサポートや、マルチタスク対応などはVX8500と同様だ。
新しくなったのは、中央にある「ナビゲーションホイール」だ。音楽関連の操作を容易にする点では初代と同じだが、素材がメタル素材になったうえ、回すたびにイルミネーションが点灯し楽しく操作できる。また、ホイールの脇にあるタッチキーパッドは、触れるたびに軽く振動するようになった。
ホイールがLG-VX8500よりもシンプルになったせいか、全体的にすっきりとしたデザインになった。韓国で販売されている元々のチョコレートフォンに、少しだけ近づいた印象を受ける。
本体側面にホールドキーがあり、キーロックをかけておけば音楽を聴いている際に、間違って他のボタンを押してしまうということもない。またカラーは、既存のブラックに加え、ブラックチェリー、ブルーミントが追加された。厚さはVX8500よりも2ミリ薄い17ミリだ。そのほか、130万画素のカメラやBluetooth 2.0を搭載、外部メモリとして最大4GバイトのmicroSDに対応している。
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