誰にでも受け入れやすい、また男性にもかわいいと感じられるよう意識されたキャラクターたちは、さまざまな場面でユーザーを楽しませてくれる。
待受画面では大きなドットと小さなドット、それにストライプがそれぞれ3色ずつ、計9パターン用意されており、開くたびにグラフィックパターンが変わる。またメニュー画面では、12種類の動物たちがランダムに登場する。動物によって登場のしかたはさまざまで、特定のアイコンとの組み合わせでないと発生しないイベントも用意されている。
例えば“ぞー”は、脚の動きに合わせてアイコンが振動する。“くじら”は潮を吹くとアイコンが揺れる。またHello Messengerを選んだときに“かば”が現れると、“かば”に止まっていた“すずめたち”が飛び立ち、Hello Messengerのアイコンに止まる。“すずめたち”は、Hello Messenger以外のアイコンを選んだときには飛び立ってしまって戻ってこない。
また、ユーザーがなかなか気が付かなさそうなところにも、こだわりを持ってえすえいち村の動物たちを配しているという。画面をカスタマイズできないメニューの第2階層でも、えすえいち村の楽しい雰囲気を出すべくメニューのアイコンや数字をカラフルにしており、下部のソフトキーの割り当てがない部分には、こっそり“うさぎ”や“はりねずみ”がいる。
さらに、メール作成画面で文字を入力し、変換候補を表示させると、その背景はえすえいち村の山になっているという。細かな部分までえすえいち村のイメージで統一してあり、世界観を保っているわけだ。
意外な部分として、電波とバッテリーのピクトの表現も、えすえいち村の景色なのだと鈴木氏は教えてくれた。確かにアンテナ表示は花の本数、バッテリー容量は太陽の明るさで表現されており、その2つのピクトが並んで1つの絵になっている。
もちろん、Flashのメニューや待受には付きものの、隠し要素もいくつか用意されている。Flashのファイルサイズの関係で、あまりたくさん隠し要素を入れてしまうと、普段見られないものばかりになってしまうため、なるべく普段見られるものを中心に構成しているそうだが、ユーザーからの要望もあり、“お楽しみ”が残してある。鈴木氏は「“ぞー”と“あひる”には、隠れた仕掛けがあります」とヒントをくれた。ただしメニュー画面でずっと表示しているだけではダメだという。いつか偶然出会える日を楽しみにしておきたい。
自身がW41SHのユーザーだった(現在はW52SHユーザー)という鈴木氏は、W52SHのえすえいち村をデザインするにあたり、「最初に見たときからデザインがかわいらしかったので、どんどん進化させていきたいと思いました」という。
「W52SHのえすえいち村をデザインする際に、カジュアルさやかわいらしさを突き詰めていったらどうだろうと考えました。カジュアルでもかっこいいものってあると思うんです。また、男の人でもかわいいものって好きだよね、と思ったのもきっかけです。明快で、より多くの方に愛していただけるような“えすえいち村”を作りたいと思いました」(鈴木氏)
こうして生まれたのが、にぎやかで楽しいえすえいち村と、鮮やかな色面分割というわけだ。鈴木氏は最終目標を「男性の方に気に入っていただくこと。男性にかわいいと言われてこそ、本当にかわいいものではないかと思います」と話したが、その目標は十分達成されていると感じる読者は多いのではないだろうか。
EZケータイアレンジは動作が重くなるので設定しないという人も多いと聞くが、W52SHではそのあたりのパフォーマンスもだいぶ改善されているので、設定を変えたことがないという人は、ぜひ一回設定して楽しんでもらいたい。
シャープ端末向けに画面のカスタマイズデータを提供している「カスタモ for EZ」では、「ONE PIECE」のEZケータイアレンジデータも期間限定で提供している。これは「集英社少年ジャンプ ケータイアレンジ プレゼントキャンペーン 『ONE PIECE』」として8月31日まで実施されているもので、W52SHだけでなく、AQUOSケータイ W51SHやW41SH用のデータも用意されている。
情報料は無料で、パケット通信料だけでダウンロードできるので、EZケータイアレンジの楽しさを手軽に体験できるこの機会をぜひ活用したい。
カスタモ for EZには、「EZトップメニュー」から「カテゴリで探す」→「画像・キャラクター」→「EZケータイアレンジ」→「カスタモ for EZ」とたどるか、EZボタンを長押ししてシャープのメーカーサイト「SH@ez」に接続し、「EZケータイアレンジ」→「カスタモ for EZ」を選ぶとアクセスできる。
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制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2007年7月31日