912SHのUIで注目したいのが、905SHや911SHと比べて横画面表示できる機能が増えたことだ。ワンセグ、カメラ、TVコールはもちろん、そのほかの機能やメニューも横画面表示に対応した。事前の設定は不要で、ディスプレイを回転させると自動的に横画面に切り替わる。ただし、縦画面専用のS!アプリはディスプレイを回転しても縦画面のままだ。
912SHでは単に横画面になるのではなく、ワイドVGAディスプレイの解像度と横画面の利便性を生かした表示ができるのも特徴の1つだ。例えば、メールの受信ボックス画面でディスプレイを回転すると、「受信メールフォルダ」「メール一覧」、選択した「メールの本文」の3つが1画面に表示される3ペイン表示をサポート。またカレンダーでは、縦画面では最大3件の予定を下側に表示するが、横画面だとカレンダーの表示が小さくなる分、最大6件の予定を右側に表示する。
メールの本文やYahoo!ケータイのサイト、各種メニュー表示などは、もともと縦画面用に設計されているので、横向きに表示すると無駄なスペースが生じてしまい、1画面に表示できる情報量がかえって減ってしまう。利用する機能に応じて、縦画面と横画面を使い分けたい。
912SHには、横画面専用のS!アプリもプリインストールされる。「Pro Golf 2007」「UNO-BT体験版-」「太鼓の達人 体験版」「人生ゲームEX WIDE 体験版」「GUNPEY-R(体験版)」の5つのゲームをワイド画面で楽しめる。なお、913SHは横画面用アプリには非対応だ。
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