モバゲータウン、顔ちぇき!、ゴルゴンゾーラ――。若者を中心に人気を博しているこのサイトは、いずれも通信キャリアの公式サイトではない“勝手サイト”として運営されている。ここ1年で勝手サイトの成功事例が増加するなど、携帯サイト市場に変化の波が押し寄せている。
公式サイト増加に伴い、ディレクトリ型メニューから欲しいコンテンツを探すのが難しくなる中、通信キャリア各社がサイトに検索機能を導入。パケット通信の定額化や高速化、QRコードなどの新たなアクセス手段の登場も手伝って、勝手サイトに寄り道するユーザーが増加し、ビジネスとして成り立つ素地が整い始めた。
この“勝手サイト”について、ビジネスモデルや成功事例を解説するのが、石野純也氏の「勝手サイト 先駆者が明かすケータイビジネスの新機軸」(ソフトバンク新書、700円)。勝手サイトがビジネスとして成立するようになった背景や、サイトを支える広告モデルの仕組み、人気勝手サイトのビジネスモデルを、現場の声を交えつつ紹介している。
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