世界の通信キャリア12社が非接触型モバイル決済システムの試験運用を開始

» 2007年11月14日 23時01分 公開
[ITmedia]

 移動通信事業12社は11月13日、今後7カ月に渡り、オーストラリア、フランス、アイルランド、韓国、マレーシア、ノルウェー、フィリピン、シンガポール、台湾、トルコ、米国において、非接触型モバイル決済システムの試験運用を行うと発表した。運用するのはAT&T、ファーイーストーン、オレンジ、KTF、マクシス、SFR、シングテル、テルストラ、タークセルなど。

 この試験運用は、モバイル業界の世界的同業者団体GSM協会の「ペイ・バイ・モバイル」イニシアチブの一部で、携帯電話による世界的な非接触型決済基盤の提供を目指している。これにより、消費者は自分の携帯機器を使用して、店舗、レストラン、駅などの商品やサービスの決済を行えるようになるという。

 ペイ・バイ・モバイル・イニシアチブは、近距離無線通信規格(NFC)チップを組み込んだ携帯機器に内蔵する汎用ICカードで採用された、シングルワイヤープロトコルの利用をサポート。NFCチップはは既存の非接触型決済システムと交信し、クレジットとデビッド決済など、確実に相互運用可能で透明性のある広範なサービスを提供する。このイニシアチブには、13億人の顧客を持つ35の接続事業者が参加している。

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