前回から、登場する顔ぶれがほとんど変わらないという理由で10位までの結果を出すことにしたウィルコムの販売ランキング。
その2回目にいきなり“予想外”が発生した。なんと初代W-ZERO3(WS003SH。2005年12月発売)が、前回のランク圏外(実は14位)から一気に4位まで上昇する動きを見せた。
WS003SHのウィルコムストア価格は、新規・機種変更で3万9800円から。W-VALUE SELECTを利用する場合は、頭金0円・分割2100円/24回でW-VALUE割引額が2100円/24回。つまり、実質0円の端末である。
ちなみに、メモリ容量を倍増させたWS004SHは新規・機種変更で4万4800円から、W-VALUE SELECTで頭金0円・分割2350円/24回でW-VALUE割引額が2100円/24回(実質、月250円×24回)。W-ZERO3[es]は新規・機種変更1万9800円から、W-VALUE SELECTで頭金0円・分割1680円/24回でW-VALUE割引額が1680円/24回(実質0円)。Advanced/W-ZERO3[es]は新規2万9800円から、W-VALUE SELECTで頭金0円・分割2130円/24回でW-VALUE割引額が1150円/24回(実質、月980円/24回)となっている。
例えば実質0円を望むなら、W-ZERO3[es]にも何か動きがあってもよいのにと思ったりもする。法人用途としてある程度の大量導入があったためだろうか。とりあえず次回まで様子をみることにしたい。
データ通信カードのランキングは、前回と同じくイー・モバイルのPCカード型端末「D01NE」が首位を獲得した。
大きく順位を上げた端末は、前回の6位から4位に上がったW-OAM対応のCF型端末「AX420N」、前回の9位から6位に上がったWindows Mobile 6搭載「EM・ONEα」など。対して、前回は3位だった「EM・ONE」は、今回7位と大きく順位を下げた。
そのイー・モバイルは来週12日、下り最大7.2Mbps/上り最大速度384kbpsのHSDPAサービスを開始。同時に7.2Mbps通信対応端末「D02HW」を発売する。
D02HWは指を2本並べたほどのサイズを実現するUSB接続タイプの端末。Windows Vistaはもちろん、Mac OS Xにも対応することで、PCカードスロットやExpressCardスロットを備えないMacBookなどでも使用できる特徴がある。
なお、イー・モバイルの7.2Mbpsサービス対応機種は開始当初、D02HWのみ(今後拡充予定)で、対応エリアも都市部や人口密集地の基地局から順次拡大予定としている。そのため、当初は対象ユーザーがやや限られる状況にあるが、D02HWはランクインするだろうか、ランクインするなら何位になるだろうか。
ウィルコムの直販サイト「ウィルコムストア」で公開されている売れ筋ランキング(2007年12月7日現在)は以下の通り。
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