では、改めてカメラ機能の使い勝手を確認していこう。
実にシンプルだ。INFOBAR 2には本体側面のサイドキーがないので、カメラは普通にメニュー画面から起動する。
撮影機能は、鳥取三洋電機製の端末ということで「ぱぱっとパノラマ」や「すすっとスキャン」といった独特な機能を含めると全部で9種類あるが、その辺は今回は割愛(詳細は「W53SA」のカメラレビューを参照)。重要なのは上から3つだ。
まず、フォトモードは「壁紙モード」と「デジカメモード」に分かれている。これはいい。おかげでそのときに必要な方で撮れるし、画像サイズの選択もシンプルで分かりやすい。壁紙モードは240×320ピクセルと240×400ピクセルの2種類だけ、デジカメモードもVGA(640×480ピクセル)と1.3M、2Mと3種類だけである。ちなみに壁紙モード時は縦位置で、デジカメモード時は横位置で記録される。いっそのこと全部縦位置でもいいのに、と思うくらい。
カメラを起動したら、まず[5]キーを押してみよう。ダイヤルキーに割り当てられたショートカットガイドが表示される。これで、だいたい通常の撮影で必要な操作が分かる。
AFは前述したとおり、スライドバーが画面の下に表示され、どの辺にピントが合ったかを判別できる。近距離のものを撮りたいのに遠くにピントが合ってしまったら、再度やりなおすべし。
ケータイのカメラはとくに、背景側にピントが合ってしまうこともままあるため、AFロックキーでピントをきっちり合わせてから決定キーでシャッターを切るスタイルを心がけたいところ。
撮影にかかる時間はAFで1.5秒くらい、(2Mサイズの)保存で4秒くらい。決して高速ではないがそれほど遅くもない。
フォトライトは、フラッシュAUTO・フラッシュON(強制発光)・ライトON(常時点灯)・OFFの4パターンから選べる。暗いところでの撮影は、フォトライト常時オンにしておくとピントが合いやすくなると思う。
[アプリ]キーで表示されるメニューから、そのほかの細かい設定が行える。
撮影シーンは全部で5種類ある。そのうち5番目にある“逆光”モードに注目したい。
逆光モードに設定すると、測光方式が“中央重点測光”に切り替わる。つまり、構図全体ではなく、中央部だけを判別して明るさを計る。きちんと被写体を中央に置いた場合は、逆光の影響をさほど受けずに明るく撮れるというわけだ。
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