今回のウィルコム販売ランキングは、大きな変動がなかった。冬商戦でにぎわう携帯売り場と変動が激しい携帯の販売ランキングとは対照的な結果になっている。
今回の首位は、前回と同様にケーイーエス製の「9(nine)」が獲得。2位に東芝製の「WX320T」、3位に京セラ製の「WX320K」、4位にシャープ製の「Advanced/W-ZERO3[es]」、5位に京セラ製の「WX320KR」がランクインした。
今回順位を上げた端末は、nico.の新色+赤外線機能追加モデル「nico+」(前回9位から7位)と、子ども向けの「キッズケータイpapipo!」(ランク圏外から10位)の2機種。nico+は初代のnico.と、なかよく6位、7位に並んだ。ウィルコム端末は販売総数が携帯と比べると少ないため、下位の端末は特に順位が入れ替わりやすい傾向にあるものの、販売店によると、子どもが冬休みに入る機会に子ども用端末を購入しようと考える家族も多くなるという。
そのほか、ウィルコムは12月19日から31日まで「Advanced/W-ZERO3[es]」を実質0円にする年末限定キャンペーンを実施する。以前、「Advanced/W-ZERO3[es]が実質0円だったらいいのに」と勝手に思っていたら、ほんとうに実施するとは太っ腹。次回のランキングでAdvanced/W-ZERO3[es]が何位になるか、少し楽しみだ。
今回のデータ通信カードのランキングは、イー・モバイルの「D01NE」(PCカード型)が連続で首位を獲得した。ただし、ウィルコム端末も追い上げを見せている。
D01NEに次ぐ2位にウィルコムの「AX520N」(前回3位)が入ったほか、「AX530IN」も前回の8位から4位に順位を上げている。
12月12日に開始したイー・モバイルの7.2Mbps HSDPA通信サービス対応端末「D02HW」は、残念ながらランクインは果たせなかった。販売店によると「店頭で質問をよく受けるので、気になる端末ではあるようです」としつつも、7.2Mbps通信対応エリアがまだ限られること、そして高速な定額データ通信を望む現ユーザーはすでに他端末で契約済みという場合が多く、そのため「少し様子見」と判断する人が多いようだ。
ウィルコムの直販サイト「ウィルコムストア」で公開されている売れ筋ランキング(2007年12月21日現在)は以下の通り。
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