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» 2008年01月11日 16時56分 UPDATE

2007年携帯年間純増数1位はKDDI──ソフトバンクモバイル、一歩及ばず

電気通信事業者協会(TCA)は1月10日、2007年1月から12月までの携帯電話・PHS契約数の推移を発表した。携帯電話の契約数は1年で560万400の純増を記録。純増数はKDDI、ソフトバンクモバイル、ドコモの順となり、ドコモは初めて3位に転落した。

[園部修,ITmedia]

 電気通信事業者協会(TCA)が、1月10日に2007年12月末時点での携帯電話・PHS契約数を発表したことで、2007年の1年間を通した契約数が明らかになった。

携帯電話の年間純増は560万400

 2007年1月から12月までの携帯電話事業者の契約数は、560万400件の純増。携帯電話市場は飽和したといわれ始めて久しいが、2005年や2006年は470万程度の純増だったことを考えると、100万弱増えたのには驚かされる。

 1年間の純増数をキャリア別に見てみると、前半非常に好調だったKDDIが232万9400でトップ。5月から8カ月連続で純増1位の座を獲得したソフトバンクモバイルは、211万5800と一歩及ばず2位だった。ドコモは年間を通して純増数が伸びず、この12年間で最低の94万9300増にとどまり、3位に転落した。

2007年の月別純増数と合計
携帯キャリア 1月 2月 3月 4月 5月 6月
NTTドコモ 7000 10万2300 29万8000 6万5800 8万2700 8万8800
KDDI 20万8400 22万4400 53万0000 24万9400 13万8500 13万3200
ソフトバンクモバイル 16万4000 12万0400 12万7600 16万3600 16万2400 20万4800
イー・モバイル 0 0 0 6万0200
月別純増数総計 37万9300 44万7100 95万5600 47万8900 38万3600 48万7000

携帯キャリア 7月 8月 9月 10月 11月 12月 年間総計
NTTドコモ 8万1400 −2万2900 3万7500 3万9100 4万8200 12万1500 94万9300
KDDI 19万1200 15万8500 15万8000 13万3800 6万5300 13万8600 232万9400
ソフトバンクモバイル 22万4800 18万8900 19万8300 15万8600 19万1600 21万0800 211万5800
イー・モバイル 0 0 6万2100 0 0 8万3600 20万5900
月別純増数総計 49万7400 32万4500 45万5900 33万1500 30万5100 55万4500 560万0400

Graph 2007年の月別純増数の推移

2007年の月別純増シェア
携帯キャリア 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
NTTドコモ 1.8% 22.9% 31.2% 13.7% 21.6% 18.2% 16.4% −7.1% 8.2% 11.8% 15.8% 21.9%
KDDI 54.9% 50.2% 55.5% 52.1% 36.1% 27.4% 38.4% 48.8% 34.7% 40.4% 21.4% 25.0%
ソフトバンク 43.2% 26.9% 13.4% 34.2% 42.3% 42.1% 45.2% 58.2% 43.5% 47.8% 62.8% 38.0%
イー・モバイル 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 12.4% 0.0% 0.0% 13.6% 0.0% 0.0% 15.1%

 番号ポータビリティの利用状況は、ドコモが93万5200の転出超過、auが86万7900の転入超過、ツーカーが3万9100の転出、ソフトバンクモバイルが9万7100の転入超過となった。ソフトバンクモバイルは、3月までは転出超過が続いていたが、4月以降は転入超過に転じ、以来ずっと転入超過が続いている。11月には転入超過数が3キャリア中でトップとなっており、単純に新規契約が多いだけでなく、他キャリアからも人が集まっている様子が見て取れる。

2007年の番号ポータビリティ制度利用状況
携帯キャリア 1月 2月 3月 4月 5月 6月
NTTドコモ −9万8500 −7万4200 −11万0700 −8万9400 −5万8300 −6万3400
au 11万5500 9万9600 15万4800 8万4700 5万7700 5万3900
ツーカー −7100 −4900 −6500 −3900 −2600 −2200
ソフトバンクモバイル −1万0000 −2万0600 −3万7700 4700 3100 1万1600

携帯キャリア 7月 8月 9月 10月 11月 12月 年間合計
NTTドコモ −8万2700 −9万0200 −7万7700 −7万0500 −5万8100 −6万1500 −93万5200
au 6万8600 7万3200 5万2900 5万7500 2万6800 2万2700 86万7900
ツーカー −2100 −2000 −1300 −2800 −1700 −2000 −39100
ソフトバンクモバイル 1万1600 1万8900 2万6000 1万5700 3万3000 4万0800 9万7100
Graph 2007年1月から12月の番号ポータビリティ制度利用状況
1996年から2007年までの携帯電話契約数と各社の契約数
携帯電話全体 ドコモ au ツーカー ソフトバンクモバイル イー・モバイル
  12月末の契約数 前年12月末からの純増数 12月末の契約数 前年12月末からの純増数 12月末の契約数 前年12月末からの純増数 12月末の契約数 前年12月末からの純増数 12月末の契約数 前年12月末からの純増数 12月末の契約数 前年12月末からの純増数
1996年 1816万8000 914万4000 489万9000 174万6000 237万9000
1997年 2874万4000 1057万6000 1618万9000 704万5000 645万2000 155万3000 224万2000 49万6000 386万1000 148万2000
1998年 3899万6000 1025万2000 2232万8000 613万9000 825万6000 180万4000 279万7000 55万5000 561万5000 175万4000
1999年 4847万5200 947万9200 2763万6000 530万8000 989万6000 164万0000 328万0200 48万3200 766万3000 204万8000
2000年 5818万7000 971万1800 3439万8400 676万2400 1048万0100 58万4100 384万0300 56万0100 946万8200 180万5200
2001年 6731万5000 912万8000 3984万8900 545万0500 1190万8100 142万8000 394万0900 10万0600 1161万7100 214万8900
2002年 7377万4300 645万9300 4313万4200 328万5300 1346万7900 155万9800 384万9400 −9万1500 1332万2800 170万5700
2003年 8015万6200 638万1900 4573万4900 260万0700 1597万7300 250万9400 367万0000 −17万9400 1477万4000 145万1200
2004年 8548万3800 532万7600 4791万4200 217万9300 1875万9000 278万1700 359万9600 −7万0400 1521万1000 43万7000
2005年 9017万7800 474万5000 5036万5700 245万1500 2157万0500 281万1500 312万4900 −47万4700 1511万6700 −4万3300(※1)
2006年 9493万5900 475万8100 5221万3800 184万8100 2579万8100 422万7600 142万7500 −169万7400 1549万6500 37万9800
2007年 1億0052万4700 560万0400 5315万0500 94万9300(※2) 2919万5600 339万7600 35万9200 −106万8300 1761万3500 211万5800(※3) 20万5900 20万5900
※1 2005年ソフトバンクモバイル(旧ボーダフォン)年間純増数について: 2005年4月7日発表(2005年3月末分)で契約数のマイナス調整(5万1000契約)をしているため、2005年12月分から2004年12月分を差引いた数とは異なる
※2 2007年ドコモ年間純増数について: 2007年5月末分の契約数に2in1の数値が含まれていたため、2007年12月分から2006年12月分を差引いた数とは異なる
※3 2007年ソフトバンクモバイル年間純増数について: 2007年6月末分の契約数より通信モジュールの数値が含まれているため、2007年12月分から2006年12月分を差引いた数とは異なる

Graph 1997年から2007年までの年間純増数の推移

ウィルコムは25万7400の純増、ドコモはサービス停止へ

 2007年のPHSの契約数は、すでにサービス終了を発表しているNTTドコモの純減が大きく足を引っ張り、合計では11万7700の純減となった。ただしウィルコム単体では25万7400の純増。2カ月ほど純減したものの、2007年も純増を維持できた。

1996年から2007年までのPHS契約数と各社の契約数
PHS全体 ウィルコム NTTドコモ
  12月末の契約数 前年12月末からの純増数 12月末の契約数 前年12月末からの純増数 契約数 前年12月末からの純増数
1996年 493万6000 228万9000 154万4000
1997年 699万2000 205万6000 344万7000 115万8000 208万8000 54万4000
1998年 598万5000 −100万7000 352万3000 7万6000 147万1000 −61万7000
1999年 563万4500 −35万0500 329万9000 −22万4000 137万4000 −9万7000
2000年 587万6400 24万1900 323万2400 −6万6600 172万8000 35万4000
2001年 569万5500 −18万0900 295万1200 −28万1200 191万0000 18万2000
2002年 556万7800 −12万7700 296万8800 1万7600 176万1000 −14万9000
2003年 522万4300 −34万3500 291万4000 −5万4800 162万7100 −13万3900
2004年 470万3300 −52万1000 295万6200 4万2200 139万1900 −23万5200
2005年 456万7600 −13万5700 365万1000 69万4800 88万2300 −50万9600
2006年 488万9900 32万2300 435万9500 70万8500 53万0400 −35万1900
2007年 477万2200 −11万7700 461万6900 25万7400 15万5300 −37万5100

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