春モデル発表を控え、販売状況は「やや待ち」傾向に携帯販売ランキング(1月14日〜1月20日)(2/2 ページ)

» 2008年01月25日 19時45分 公開
[岩城俊介,ITmedia]
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Woooケータイ、新色効果か首位に踊り出る──最新機種はじわじわ人気が上昇

Photo Woooケータイ W53H

 auの販売ランキングは、前回、早々に2008年モデルが登場したものの登場する顔ぶれは変わらず、各機種で順位が互いに入れ替わった程度の動きとなった。

 首位は前回の3位から一気に躍り出た、2007年秋冬モデル「Woooケータイ W53H」(日立製作所製)が獲得。1月18日に新色「フレンチピンク」と「アラビアンブラウン」を追加した効果が早速出た印象だ。反面、より安価に販売する2007年夏モデルの人気機種「EXILIMケータイ W53CA」(カシオ計算機製)と「W52SH」(シャープ製)も依然、高い人気を維持している。

 2008年発売の新機種第1弾となった「AQUOSケータイ W61SH」は、前回と同じ5位を維持する。au端末はau買い方セレクトの開始以降、新機種がいきなり飛躍し、そのまま人気を維持する例がまだない。唯一、初登場1位を獲得した「INFOBAR 2」は2008年1月半ば現在、残念ながらランキングから姿を消してしまい、今回首位のWoooケータイ W53Hは初回の5位から、じわじわ順位が上がった印象だ。これは、ハイエンドのKCP+採用機種の登場が遅れ、2007年冬商戦向けの新機種商材が普段よりやや少なかったことも多少は影響していると思われる。

 さて、auは同社が「1月28日に何かを大発表」と告知するように、おそらく28日に2008年春モデルを発表し、遅れていた秋冬モデルのKCP+採用機種「W56T」「W54S」なども近日に発売すると思われる。2008年の春商戦は結果として、春モデルに秋冬のKCP+採用端末を加えた数で勝負できる、ということになろう(ただ、春モデルのKCP+採用端末のでき次第では、秋冬KCP+端末が買い控えられる可能性はあるかもしれない。こちらはちょっとした心配の種だ)。

ランキングはやや停滞気味、新機種発表と“値下げ”待ちか

Photo 705Px

 ソフトバンクモバイルの販売ランキングは、2007年秋冬モデルの発売をすべて終え、旧機種の大きな価格改定もないためか大きな変動はない。

 首位はカラーバリエーション豊富な「812SH」(シャープ製)が獲得。続いてシンプル&スリムな「705Px」(パナソニック モバイル製)、“AQUOSケータイ第4弾”「920SH」(シャープ製)がランクインした。

 今回、順位を上げた端末は、厚さ12.9ミリの“フラットスライド”端末「810P」(パナソニック モバイル製。2007年6月発売)とシンプルな大人向け端末「GENT 812SH sII」(シャープ製)の2機種。それぞれ6位から4位、9位から7位と2つ順位を上げた。

 ソフトバンクモバイルもauと同じく、2008年春商戦向けの新機種発表を控えている。2007年は1月25日に発表したことを勘案すると、もう“間近”であることが予想される。そうなるとどんな新機種が出るかはもちろんだが、旧機種(それもハイエンドモデル)の値下げも注目しておくと、よりお得に携帯を購入できるかもしれない。例えば、値下げで人気が再燃した今回6位のAQUOSケータイ第2弾「911SH」(2006年11月発売)の次、“AQUOSケータイ第3弾”「912SH」などの2007年夏モデルがもしかして、という可能性も大きいと思われる。

 そのほか、3月1日に開始する“ディズニー・モバイル”の端末「DM001SH」の販売データはどのようにカウントされるだろう。DM001SHは現在2機種ともランクインするTHE PREMIUMシリーズをベースにした端末だが、端末の購入や契約はオンラインストア disneymobile.jpのほか、全国のソフトバンクショップ店頭や家電量販店でも行えるという。


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2007年上半期、最も売れたケータイは?


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