「コドモバイル」シリーズはソフトバンクモバイルの子ども向け端末。初代コドモバイル「812T」の登場から約1年が経過し、そのシリーズ第2弾となる「コドモバイル 820T」が2008年春モデルのラインアップとして登場する。淡いピンクと鮮やかな青い色のボディの両サイドを大きくえぐったように防犯ライトが配置された大胆なデザインがいまだ記憶に新しい第1弾だが、第2弾のコドモバイルはそのデザインをリニューアルした。
ボディカラーは812Tにもあるピンクとブルーはそのままに、820Tでは新たにホワイトを加えた。今回のリニューアルは、前作のコドモバイルのユーザー層をさらに広げるというのがコンセプトだからだ。初代コドモバイルのデザインが小学校高学年の児童にはやや敬遠される傾向にあったため、こうした年齢層を取り込み、さらに最近男女を問わず好まれるホワイトを加えることで、選択肢を増やしユーザーの拡大を狙ったという。
サイドキーやmicroSDスロット、イヤフォン端子、充電端子などのレイアウトは812Tと同じだ。デザインは、丸っこい柔らかなイメージは残しつつ、防犯ライトや背面のブザースイッチのカットラインを直線ですっきりとまとめた。また、前作では背面のブザースイッチに専用のリングフックが付いていたが、820Tでは一般的なストラップの取り付け部と同じような穴で、デザインをすっきりさせるのに一役買っている。ただし、ここはあくまでも防犯ブザーを作動させるためのものであり、ネックストラップなどを取り付けてぶら下げたりするとブザーが鳴動してしまう。そのため、ヒンジ部にストラップホールを用意している。ダイヤルキー側のレイアウトやデザインにも変更はなく、812Tからのマイナーチェンジといってもいいだろう。
820Tは812Tのマイナーチェンジ版ということもあり、機能面で変更はほとんどない。児童の学校生活で役立つ時間割やスケジュール帳などがある点も同じだ。
子ども向け端末ということで防犯機能も充実している。防犯ブザーの鳴動と連動して、保護者などに電話またはTVコールをかけると同時に位置情報付きメールが最大5件まで送信できる。「位置ナビ」にも対応しており、ソフトバンクの3G携帯電話やPCから820Tの位置が検索可能。あらかじめ設定した場所に到着/出発したことを登録したあて先に通知する「イドコロメール」も812Tから継承する。
一方、子どもが勝手に携帯電話を使うことを制限する機能も充実する。発信先やメールの送信先を、登録した特別連絡先登録者またはアドレス帳登録者のみに制限する「発信先設定」や、1カ月に利用できる通話時間、メール送信件数、パケット通信量を設定できる「使いすぎ防止」機能、設定した時間帯は通話やメール、Web接続などを制限する「時間帯制限設定」など、携帯電話を持っているために親が心配することを解消できる機能を満載する点も変わらない。
ソフトバンクモバイルの東芝製端末にあるキャラクターといえば「くーまん」が有名。設定をしておけば待受画面などに常に登場して、ユーザーに話しかけてくる。さらに、「くーまんの部屋」も用意する。
機種名 | 820T |
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サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約49×97×23ミリ |
重さ | 約116グラム |
連続通話時間 | 約220分 |
連続待受時間 | 約500時間 |
アウトカメラ | 有効約324万画素CMOS |
インカメラ | 有効約32万画素CMOS |
外部メモリ | microSD(別売り、最大2Gバイト) |
メインディスプレイ | 約2.4インチ(240×320ピクセル)TFT液晶、約26万色 |
サブディスプレイ | ─ |
主な対応サービス・機能 | イドコロメール(簡単お知らせメール、出発お知らせメール・到着お知らせメール)、発信・使用量・時間帯制限、ミュージックプレーヤー(着うたフル)、S!GPSナビ、フィーリングメール ほか |
ボディカラー | フラワーピンク、スノーホワイト、ジェットブルー |
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