写真で解説する「821SC」

» 2008年01月31日 21時00分 公開
[後藤祥子,ITmedia]
Photo 女性の手のひらにすっきりなじむ、Samsung電子製の「821SC」

 「幅49ミリ、高さ99ミリというのは、女性の手でもコンパクトにすっきり持てるゴールデンルールの数字。女性の手のひらサイズを考えた、“持ってやさしい、操作もやさしい”携帯電話」――。ソフトバンクモバイルの孫正義社長がこう紹介するのがSamsung電子製の「821SC」だ。

 821SCは、同じ春モデルの820SCの兄妹機という位置づけで、820SCをベースに持ちやすさや使いやすさに配慮した機能を盛り込んだ。両社のおもな違いは(1)820SCに搭載されるタッチセンサーパネルに非対応(2)820SCで対応する国際ローミング(W-CDMA/GSM)に非対応(3)820SCでは非対応の「S!ともだち状況」に対応(4)ボディサイズ(5)メインディスプレイ、サブディスプレイのサイズ(6)820SCでは非対応のmicroSDHCに対応 などだ。

「821SC」と「820SC」のおもな違い
821SC 820SC
サイズ(幅×高さ×厚さ) 49×99.5×16.7ミリ 51.3×102.8×18.4ミリ
重さ 約120グラム 約132グラム
メインディスプレイ 2.4インチQVGA、最大26万色有機EL) 2.6インチQVGA、最大26万色有機EL)
サブディスプレイ 0.84インチ(96×16ピクセル)有機EL(青色1色) 1インチ(80×64ピクセル)有機EL(最大6万5000色)
外部メモリ microSDHC(最大4Gバイト microSD(最大2Gバイト)


Photo ボディカラーはホワイト、パールピンク、レッド、パープル、シルバーの5色。パープルとシルバーは金属蒸着が施され、メタリックな輝きを放つ。背面LEDは黒い帯状の部分に装備。裏面に搭載するのはカメラのみで、撮影補助用ライトは備えていない

Photo microSDや上下キーは左側面に装備。右側面にはスロット類やキーはない

Photo 充電端子とイヤフォン端子を1つに統合した端子はヒンジ部に装備。製品にはソフトバンク端末共通のACアダプタを利用するための変換アダプタが付属する。ダイヤルキーはキーの境目がはっきり分かるフレームタイプを採用

Photo ディスプレイには、高輝度・高コントラストな有機ELを採用。明るく鮮やかな画面でワンセグを視聴したり各種情報を確認したりできる。カメラはオートフォーカス対応の196万画素CMOS

放映中の番組が一目で分かる――ワンセグの番組プレビュー機能

Photo 1画面で全チャンネルの番組内容を確認できる、番組プレビュー機能

 ワンセグ視聴の利便性を高めるために搭載されたのが、番組プレビュー機能。ワンセグ視聴時の番組切り替えは、信号を受けるのに時間がかかることからサクサク切り替わらず、手軽にザッピングして探すのが難しい。そこで、放映している全番組のキャプチャイメージを同時に確認できる機能を搭載したという。気に入った番組は上下キーで選択して決定キーを押すか、対応するダイヤルキーを押すことで全画面表示に切り替えられる。予約録画や外部メモリへの録画にも対応し、最大4GバイトのmicroSDHCを入手すれば、最大20時間分の録画が可能だ。

 使いやすさへの配慮はカメラ機能にも見られる。821SCには、カメラ利用時に操作方法のガイダンスを表示する「簡単カメラナビ」を装備することで、女性や年配ユーザー、携帯電話の操作に不慣れなユーザーでもカメラを使いこなせるようにした。さらに、撮った写真をアドレス帳と紐付ける機能も用意され、撮った写真から電話をかけたりメールしたりできる。

Photo カメラ利用時に、分かりやすい日本語で機能の概要を紹介する「簡単カメラナビ」

新色も登場予定

 821SCは、おサイフケータイや国際ローミング、S!GPSナビには対応しないものの、ワンセグ、3Gハイスピード、PCサイトブラウザ、S!速報ニュース、テレビ電話、S!アプリ、S!一斉トークに対応するなど、コミュニケーション関連機能が充実している。A2DP準拠のBluetooth機能も備え、対応するBluetoothヘッドフォンを使えば、ワイヤレスで音楽を聴くことも可能だ。

 発売は3月中旬以降を予定しており、孫氏は発表会で「のちのち色を追加する予定」としている。



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