2月4日、携帯/PC向けSNSサービス「SNS Any」を提供するAnyが、“自分似の3Dアバター”を提供する「アバちぇき」を開始した。月額利用料は無料で、アクセスは「 http://myany.jp/cheki/ 」から。
アバちぇきは、ユーザーの顔写真に似た顔の3Dアバターを提供するサービス。携帯で撮影した顔写真をメールに添付して送ると、“芸能人の○○に似ている度○%”という3件の診断結果とともに顔アイテム(3Dモデルの顔画像)が送信され、ユーザーはどんな顔の芸能人に似ているかを結果画面で把握できる。また、結果画面からAnyのSNSに登録すれば(月額利用料は無料)、自分似の3Dアバターを使ったコミュニケーションを楽むことも可能だ。「3Dアバターは拡大・縮小だけでなく、ダンスや投げキスなどのアクションをつけられる。動きのあるアバターでコミュニケーションの幅が広がる」(AnyCEOの畑野仁一氏)
なお、顔写真の画像認識にはゼータ・ブリッジの最新画像認識エンジンを採用しており、画像の送信から結果を受け取るまでの時間は「サーバが混んでいなければ3秒くらい」(畑野氏)としている。
SNSは携帯電話の人気コンテンツの1つで、ケータイ専用のモバゲータウンやPC/携帯向けに展開するmixi、GREEなどがシェア争いを繰り広げている。SNSでは後発となるAnyは、(1)登録すれば利用できるオープンさ(2)PC/携帯で利用できる幅広さ(3)コミュニケーションの幅をひろげる3Dアバターの導入 の3点を強みに、ユーザーに訴求するという。
ビジネスモデルの面では、現在の主軸となっている広告収入の増加を目指すとともに「SNS Any」(Anyが展開するSNSサービス)の中で、ユーザーが自分に似た3Dアバターを使えることを生かして、「アバターマーケティング」に注力する方針だ。「Anyの3Dアバターは7頭身なので販売促進に使いやすい。例えば洋服などのファッションアイテムを着せると実際に着ているのと近い形で表示でき、ファッション業界とのコラボレーションで新作の洋服をプレゼントすれば、気に入ったユーザーが日記に書くなどして、口コミで一気に情報が広まる。その後の商品購入への導線も用意しており、アバターに着せて気に入った服を実際に買うこともできる」(畑野氏)
すでにアパレルメーカーや大手ピザチェーン店とのプロモーション実績があるとし、今後も3Dアバターを使ったメディア展開を強化する考えだ。
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