アクロディア、BREWプラットフォーム向けにOpenKODE 1.0 APIライブラリを移植

» 2008年02月08日 21時01分 公開
[ITmedia]

 アクロディアは2月8日、QUALCOMMが全世界に向け提供しているMobile Station Modem(MSM)チップセットとBREWプラットフォーム環境向けに、アクロディアが開発するOpenKODEソリューションを移植したことを発表した。

 OpenKODEは、携帯電話などの組み込み機器向けにメディア機能を提供するために、標準化団体のKhronos Groupが策定したAPIセットで、グラフィックスや動画、音声などのマルチメディア機能を、ハードウェアやOSが異なる環境で実行させることが可能となるAPI仕様。OpenKODEの実行環境を用意することで、異なるプラットフォーム間で同じミドルウェアやアプリケーションソフトウェアを動作させることができる。

 アクロディアは、OpenKODEプロジェクトのコアメンバーとして、開発・普及に取り組んでおり、世界にさきがけてOpenKODE 1.0仕様に対応したOpenKODE 1.0 API実装ライブラリの提供を行っている。

 今回、QUALCOMMが提供するMSMチップセットによるリファレンスシステムおよびBREW環境に、アクロディアのOpenKODE 1.0 API実装ライブラリを搭載することで、BREWプラットフォーム以外で開発されたミドルウェアやアプリケーションソフトウェアの移植性を高めることが可能になる。同社は今後、QUALCOMMの最新MSMチップセットとBREW4.0への対応も進めていくという。

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