ACCESS、「ACCESS Linux Platform」の開発キットを提供

» 2008年02月12日 23時10分 公開
[ITmedia]

 ACCESSは2月12日、開発者向けのポータルサイトを開設し、Linuxベースのソフトウェアプラットフォーム“ACCESS Linux Platform”のアプリケーション開発キット(SDK)と関連ツールをセットにした、「ACCESS Linux Platform Development Suite」を提供すると発表した。

 ACCESS Linux Platformは、携帯端末向けに特化して設計されたソフトウェアプラットフォーム。2006年8月にフランステレコムの携帯電話事業ブランドOrangeの認定プラットフォームに指定されており、同プラットフォームが初搭載されたOrangeのSamsung製Linux端末「i800」は、年内にも提供が開始される予定だ。開発スイートは、アプリケーションの開発に必要な全てのオープンソースベースの開発ツールを統合・拡張しており、すでにOrange向けにACCESS Linux PlatformのOrangeオペレーターパックを提供してしているという。

 今回、開発者向けのコミュニティ『ACCESS Developer Network(ADN)』を通じ、開発者やADNに登録しているすべての会員にACCESS Linux PlatformのSDKを配布する。新規開設したポータルサイトからは、開発スイートのほか、Garnet OSとの互換レイヤーであるGarnet VMを含むGarnet VM互換性キットを提供する。これによりGarnetアプリケーションの開発者は、ネットワークに接続していない環境でもACCESS Linux Platformとの互換性を確認することが可能になる。

 なおACCESSは、同社のグローバルパートナープログラム「ACCESS Connect Ecosystem」が、2007年2月の設立以来1年で、参加企業、団体が85社となったことを発表した。

 ACCESS Connect Ecosystemには、通信や家電、メディアなど、各業界の企業が参加しており、パートナー企業はACCESS Linux Platform、携帯端末/情報家電向けブラウザ「NetFront Browser」、DLNAガイドライン1.5に対応したホームネットワーク対応機器向けミドルウェア「NetFront Living Connect」など、ACCESSの統合プラットフォームやソリューションを活用することができる。

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