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» 2008年02月18日 20時27分 UPDATE

さらに写真で解説する「W62SA」

バスタイムや就寝前のリラックスタイムを癒しの音と光で演出――。携帯電話のこんな新しい用途を提案するのが三洋電機製の防水ワンセグケータイ「W62SA」だ。各キャリアが防水ケータイを投入する中、ヒーリングの要素を取り入れて差別化を狙う。波の音や虫の声をバックにまたたくイルミネーションは必見だ。

[房野麻子,ITmedia]
Photo 防水ワンセグ+ヒーリングイルミネーションの「W62SA」

 auの春モデルとして登場する「W62SA」は、2007年夏モデルの防水ワンセグケータイ「W53SA」の後継モデル。KCP+ではなく、従来のKCPプラットフォームを採用した端末で、三洋電機製の防水ワンセグケータイとしては2モデル目となる。初代モデルのユーザーから届いた要望に応えるとともに、新たな機能としてスパ気分を味わえるヒーリングイルミネーションを搭載し、幅広いユーザー層の取り込み狙う。

回転2軸ボディ、サブディスプレイを採用しながらスリムに

 W62SAは、前防水モデルの折りたたみ型から回転2軸スタイルへとボディ形状を変えている。これは、ワンセグの見やすさに配慮した変更だ。

ta_w62sa03.jpgPhoto 回転2軸ボディを採用した「W62SA」(左)と折りたたみ型の前モデル「W53SA」。W62SAはコンパクトに折りたたんだ形でワンセグを視聴できる

 「W53SAのユーザーに購入した動機を調査したところ、デザインや防水性能、ワンセグがトップ3に挙がり、我々の狙いは伝わったと思っています。一方、ワンセグ視聴時のスタイルは不評で、『ワンセグは横画面で見たい』『開いた状態で(横に倒して)見るのは格好悪い』という声がありました」(鳥取三洋電機 マルチメディア事業部 モバイル通信企画部の田中誠二氏)

 また、“W53SAは画面が小さい(2.6インチ ワイドQVGA)”という声に応えて、W62SAでは2.8インチのワイドQVGA液晶を搭載した。「3インチや3.2インチのディスプレイを搭載しているモデルもあるので、2.8インチが本当に大きいかという話もあるのですが、防水ワンセグケータイでこのサイズのディスプレイを搭載したことをアピールしたいですね。他キャリアも含めて防水ケータイとしては最大サイズです」(田中氏)

 メインターゲットは20代後半から30代の女性。女性の方が日常生活の中で水周りにいることが多く、また、女性の方がケータイを水没させたことがある人が多いという調査結果もあり、防水機能への期待が高いという。「“お風呂でワンセグを観たい”というような積極的な理由より、水没した経験があるので“保険として防水ケータイが欲しい”という理由を挙げる人が多い。潜在的なニーズは高いと思っています」(田中氏)

sa_sa03.jpgsa_sa04.jpgPhoto 防水性能はW53SAと同じ、IPX5、IPX7を確保。前モデルよりメインディスプレイが大きくなり、前モデルと同様サブディスプレイも装備した。スピーカーはW53SAから引き続きステレオスピーカーを搭載。前モデルよりスペックを強化しながら、W53SA(厚さ20ミリ)を下回る厚さの19.5ミリに仕上げた

リラックスタイムを演出する「ヒーリングイルミネーション」

 W61SAのもう1つの大きな特徴は、新たに搭載された「ヒーリングイルミネーション」だ。波の音や虫の声、オルゴール調の音楽とともに背面のイルミネーションが揺らぐように輝き、バスタイムや就寝前のリラックスタイムをスパ気分で過ごせる。

 バスルームにケータイを持ち込みたい理由をユーザーに聞いたところ、“メールや電話がくるかもしれないから”という声に加え、“テレビでも観ながらくつろぎたい”という声も多かったという。「バスタイムは1日のリラックスタイムですから、リラックスするために使ってもらえるような機能を盛り込めないかということでヒーリングイルミネーションを搭載しました。バスルームやベッドルームなど、ちょっと薄暗くて、雰囲気のいいところで使ってもらいたいですね」(田中氏)

sa_sa06.jpgPhoto サブディスプレイ下部が幻想的に光るヒーリングイルミネーションには、リラックスタイムに使える機能をまとめた「Spa」メニューからアクセスできる。メニューには砂時計や置き時計も用意

  • ↓W62SAのヒーリングイルミネーションには、波の音も用意される。海辺のスパでくつろいでいるような気分になれる

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  • ↓虫の声は、高原のスパでリラックスしている雰囲気に

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  • ↓クラシックの名曲「月の光」も用意。オルゴール調のやさしい音色だ

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f_w62sa01.jpgf_w62sa02.jpgf_w62sa03.jpgPhoto ヒーリングイルミネーション用サウンドは、虫の音や波の音など、自然界の音やオリジナルの楽曲を9種類プリセットする。プリセットサウンド以外に、LISMOの楽曲や着うたフルも設定できる。サウンドはプレイリスト再生のような「リスト再生」も可能。最大10曲までを選んでリストを作成できる。ヒーリングイルミネーションを一度設定すると、後は[*]キーの長押しで再生できる。利用時間は1分から最大60分まで設定可能だ

f_w62sa05.jpgPhoto 光の点灯パターンは4種類。音楽に合わせて光る「データ優先」、定期的に光る固定パターンとランダムに光るパターンのバリエーションがある。カラーは7色から好みの色を選べるほか、7色が順番に光るようにも設定できる

ta_w62sa07.jpgPhoto 砂時計はターンするまでの時間とターン回数を設定できる。砂の上にある星はターンする回数を表し、ターンするごとにジングルが鳴る。ヨガやエクササイズのように、1分間ある動作をして次の1分間でまた違う動作をして……というようなシーンや、トリートメントで3分間計るというようなシーンでの利用を想定している。置き時計はバスルームで時刻を確認できて便利だ

デザインでも防水性能をアピール

 W62SAのデザインコンセプトは「Spa」。ボディカラーは、水をイメージさせるメインカラーの「アクアティックブルー」、貝殻の色をイメージした「シェリーホワイト」、南国の家具としてよく使われるラタンをイメージした「ラタンブラウン」の3色を用意した。また、デザインでも防水性能をアピールしており、ダイヤルキーにはシートキーを採用した。技術的には、シートキーでも物理キーでも防水性能は変わらないというが、「従来の独立タイプのキーは、水につけて引き上げるとキーのすき間に水滴が残ってしまうこともありました。シートキーはすき間がないので、水辺で使ったあとの手入れのしやすさという面ではメリットがあります」と田中氏は説明する。

Photo ボディカラーは3色で展開。水をイメージさせるアクアティックブルーは女性に人気のあるカラーということで採用した。性別を問わないカラーとして採用したのがシェリーホワイト。ラタンブラウンはケータイには珍しい色だが、男性にも受け入れられるカラーとして採用したという。デザインのポイントはコントラストボディ。つややかな端末を開くとつや消し処理を施したダイヤルキー面が現れる。異なる材質とカラーのコントラストで包み込むような形を表現した
sa_sa08.jpgPhoto 防水性能を表現したというシートキー。キー部分は立体になっているのでストロークが確保され、キーの位置も指で触って把握できる

f_w62sa09.jpgf_w62sa10.jpgPhoto EZケータイアレンジは「with Disney」「ぐれ犬」「キャンドル」「リップル」の4種類プリセット。ディズニーコンテンツは、水つながりで「リトルマーメイド」を搭載した。新キャラクターの「ぐれ犬(いぬ)」は、飼い主に捨てられ、ぐれているという設定で、幸せな飼い犬暮らしを目指しているという。三洋電機のWebサイトで生い立ちを紹介したり、コンテンツを用意したりする予定だ。キャンドルは、メインメニューで選択したアイコンのろうそくに火が灯り、そのまま選択した状態を続けると、ロウが溶けてだんだんと減っていく。水の波紋を表現したリップルは最もニュートラルなデザインとして採用した

バスルームで快適なワンセグ視聴を――画質にもこだわり

 アンケートによると、ワンセグはメールに次いで、バスルームで利用したいというニーズが高い。バスルームでリラックスして視聴できる防水ワンセグだけに、画質のよさにもこだわったという。2.8インチのディスプレイには高コントラストなIPS液晶を採用し、周囲の明るさや番組内容を判別して、コントラストと輝度を自動的に調節する画質補正エンジン「鮮やか補正」を搭載。ワンセグはサイドのTVキーの長押しで起動できるほか、ディスプレイを回転させることで起動するようにも設定できる。

 さらに、同社の防水モデルとして初めてFMトランスミッターも搭載し、LISMOやSD-Audio、ビデオプレーヤーの楽曲をAVコンポやカーステレオに飛ばして楽しめる。「FMトランスミッターは、男女を問わず人気の機能です。ケータイに保存したLISMOの楽曲や着うたフルをクルマの中で聴いたり、自宅でコンポに飛ばして聴いたりというスタイルが増えているようですね」(田中氏)

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