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» 2008年02月26日 15時00分 UPDATE

KDDI研、「しきい値暗号技術」を用いた携帯端末からの情報漏えい対策技術開発

KDDI研究所は、携帯やノートPCなどのモバイル環境において、特定メンバー間で情報を安全に共有する技術を開発したと発表。万一の紛失や盗難時も、その端末からの情報漏えいを防止する。

[ITmedia]

 KDDI研究所は2月26日、「しきい値暗号技術」を用いるモバイル端末やネットワークサーバからの情報漏えい対策技術を開発したと発表した。

 この技術は共有データの暗号化に利用した暗号鍵を、“しきい値暗号技術”を用いてグループメンバー間で共有することで安全なデータ共有を実現するもの。分散鍵が所定数集まらない限り、暗号文が復号されない仕組み。この分散された鍵をメンバーが所有するモバイル端末やサーバへ適切に配布し、モバイル端末のみ/ストレージサーバのみによるデータの参照を防ぐことで情報漏えいの防止を実現する。データサイズの小さい暗号鍵情報の送受信のみで端末内のデータの参照、保護が可能となるため、モバイル環境下でもストレスなく利用できるメリットもあるとしている。

 携帯電話やノートPCなどのモバイル端末とネットワーク側のストレージサーバが連携することで、

  • モバイル端末の紛失や盗難による、モバイル端末からの情報漏えい防止
  • モバイル端末ないのデータバックアップ機能
  • バックアップ先のストレージサーバからの情報漏えい防止

 の機能要求をモバイル環境で実現する。

 この試作システムはau携帯などで採用するBREW上で開発され、モバイル環境での実用性も確認したとする。2008年2月28日から開催する「電子情報通信学会情報セキュリティ(ISEC)研究会」、2008年4月開催の「国際会議MDM 08(Mobile Data Management)」での発表を予定する。

photo 同技術の適用例

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