50音表の子音行と母音列をそれぞれ1〜9、1〜5の数字に置きかえることで、少ないキーの押下で文字入力が可能な2タッチ入力(ポケベル入力)。携帯電話が広く普及する以前にポケベルで主流となっていたこの入力方式は、いまだ一定の層に根強い人気がある。カシオ計算機製の「W61CA」は2タッチ入力に対応しており、メニューの「ユーザー補助」→「文字入力補助」→「入力方式設定」から設定できる。
デコレーション絵文字(以下、デコレ絵文字)は、デコレーションメールを作成するのに欠かせないアイテム。ドコモの一部の端末には、デコメ絵文字の履歴表示や同じデコメ絵文字の連続入力に対応した機種があるが、W61CAは同じデコレ絵文字の連続入力や履歴表示には対応していない。W61CAでは、[EZ]キーを押して「デコレーションメニュー」→「デコレーションエモジ」を選ぶと、デコレ絵文字フォルダが開き、フォルダの中から任意の絵文字を選んで入力する。異なるデコレ絵文字を複数選択して入力することはできるが、同じデコレ絵文字を連続入力する場合には、その都度パレットを呼び出す必要がある。
文字入力時にあると便利なのが自動カーソル移動機能。1つの文字を入力したあとに、自動でカーソルが移動する機能で、例えば「あい」と同じ母音行を入力する場合、この機能が付いていない端末では、「あ」と入力したあとに、カーソルを右に移動してから[1]キーを2回押して「い」と入力する必要がある。最近では自動カーソル移動に対応する機種が増えているが、W61CAは対応していない。
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